第14話

クラスメイトから、臭いと言われるようになって来た。


仕方ない。


最近は服も洗えてないし、臭いと言われて当然だと思う。


ただ最近、グループでハブられたり、ノート隠されるとかの嫌がらせは正直辛い。


ーー!

そして、


「おぇー!」


どうやら、俺の匂いで女の子が吐いてしまった。



申し訳なかった。俺が悪い。臭い俺が悪い。


ーーー

そこから俺はクラスの虐めはさらに酷くなり、


俺が体育で移動している間だった。


「こんなマフラー、買う余裕あるなら、」


「待って!!それは」


ピリッと音が鳴った。


「こんなの買う余裕あるなら、匂いどうにかしろよ」


そして、その破れたマフラーを踏みつける。


俺は怒りがあったけど、問題にする訳にはいかない。


抑えた。必死に抑えた。


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