学校一の美少女クラスメートに求婚された

陽菜

第1話 学校一の美少女クラスメート

「清良さん、入学式の時に一目惚れしました!僕と付き合ってください!!」

「は?無理」


はぁ、今日もまた告白現場に遭遇してしまった…。

俺、氷室陽翔(ひむろ はると)は昼食を食べに校舎裏へ向かっていたが、

その通り道で告白現場を見てしまった。

告白されているのはクラスメートの清良 優維華(せいら ゆいか)。

清良さんは現役モデルや女優も顔負けの超絶美少女で、まだ高校に入学して1か月もたっていないのに同級生にはもちろん、先輩にまで告白されているらしい。

そんな彼女はクラスでも、いわゆる一軍女子という立ち位置だ。

そのまわりの二軍、三軍の人はみんななんとか一軍グループにお近づきになろうとするが、一軍のきらきらした雰囲気に物怖じしてしまい、結局声をかけるどころか、

挨拶さえもできずに終わってしまっている…。


え?俺はどうなんだって?

そりゃ俺みたいなThe・陰キャは二軍三軍に入るどころかそもそも仲のいい友達も

いない。昼休みも校舎裏でボッチ飯。

そんな奴が一軍グループにお近づきになれるわけもなく…。

そもそも認識されていない可能性が高い。


「ねー!今日の放課後、いつメンでカラオケ行こー!」

狭い教室内でわざわざ大きい声で一軍グループをカラオケに誘ったのは

七瀬 虹波(ななせ にいな)。清良さんには劣るが、彼女もかなりの美少女だ。

「ゆいかは予定ないから行けるよ」

「俺今月遊びすぎて金欠w だから誰か奢ってくれるならいーよ!」

「え~!隆輝それ奢ってほしいだけじゃん?w」

「俺今日愛しの彼女とデートだから無理~ ごめんね非リアさんw」

「リア充アピールうざw にいなもゆいかも作ろうと思えばすぐ彼氏なんか

できますけどぉ~?」

「うわ、負け犬の遠吠えだw」

「はいはい、そんなこといーでしょ。とりあえず凛斗は来れないんだね?

そしたら男子一人誘おう。隆輝もいくらいつメンとはいえ男子一人はちょっと

嫌だろうし。誘うのはできればあんまり話したことない人がいいよね」


清良さんのこの発言を聞いて、二軍三軍の人たちは

「え、俺誘ってもらえるかな?」「いやー無理だろ」

というような会話をし始めた。


「あ、それならあのなんか寒そうな名前の人いるよね?雰囲気暗そうな感じの」

「にいな、いい加減クラスメートの名前くらい覚えようよ。氷室くんね?」

「あ、それ!氷室!誘ってみない?」

なんか急に俺の名前出てきたんだけど…


周りのクラスメートは

「え、氷室ってだれ?そんな人いたっけ…?」

みたいな感じ。

まあ、そりゃそうなるよな。俺教室ではほぼ存在感0のつもりだから。

でも、まさか清良さんに名前覚えられてたとは思わなかったな…

マジでびっくり。

そんなことを頭の中で考えてたら清良さんと七瀬さんが俺のところに来た。

あ、もちろん、周りのクラスメート達からは

「なんであの陰キャが誘われるの?」

と言わんばかりの嫉妬と憎しみのような視線を向けられている。


「氷室くん。急にごめんね。今日の放課後ってあいてる?」

「う、うん。空いてるけど」

「じゃあ、にいなたちとカラオケ行かない?」

「あ、ちょっとそれは…」

「大丈夫大丈夫!ちゃんと男子いるから!」

いや、問題そこじゃないんだけど…

七瀬さん、俺が今どんな視線を向けられてるか気づいてないのかな…?

「ちょっとにいな!強制はだめだよ!」

清良さん、思ってたより優しい人なのかも…?もっと冷たい人だと思ってた。

「氷室くん予定ないんでしょ?なら行けるよね!じゃあ氷室くんもくるってことで

いーね?よし、決定!」

「にいな!!ごめんね氷室くん。いやだったらいいんだよ?」

「いや、大丈夫です。だけど、俺でいいんですか?」

「いや、誘ってんのこっちなんだからいいに決まってるじゃん!ありがと!

あと、クラスメートなんだから敬語は禁止!」

「あ、うん…わかった。よろしくね」


というわけで半強制的に、ほとんど話したこともない一軍グループの人とカラオケに

行くことになってしまった…












あとがき

初めまして!陽菜です!

この作品をみつけて読んでくれてありがとうございます!


ところどころ日本語がおかしいところや、誤字脱字があると思いますが、

言い訳をさせていただきますと、私は今中一で、国語力はかなり未熟です!w

なので、「中一のおこちゃまが書いた文章だ」と思って読んでもらえると

嬉しいです!

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