第5話 本戦出場!

 本戦エントリーの出場を果たした私は大会出場する事で待機していた。

 まだトーナメント表は発表されておらず、誰に当たるか予想できない状態である。

 そして公式の生放送が始まった。

 トーナメント表もここで発表されるとの事だ。

 さて、私はどこに入るのかなと生放送を見ていた。

 すると、

「あれ? 最初の対戦相手って……」

 そう思った時に公式からの説明が入った。

「本戦出場おめでとうございます! ここで本戦に出場できた八人のプレイヤーとゲストに来てくれた二人のプロゲーマーと入り混じった状態で大会を行って貰います。 それでゲストの方から対戦を行って貰いますのでこのトーナメントの名前に入ってる方から始めていきます」

 

 マジか……。

 このトーナメント表で私の最初に当たる対戦相手はプロゲーマーのTさんだったのである。

 半年程前に対戦したあのTさんである。


 そこでゲスト二人の前に一つの箱が置かれた。

 そこで公式からの説明が入る。

「ゲスト二人にも戦ってもらうのですけれども、一キャラをこのくじ引きで引いてそのキャラは固定で入れて貰って戦って貰います。 プロですからね」

 で、最初にGさんの対戦が終わり、Tさんがくじを引く番になったのである。

 Tさんが言ったことが、

「ナッパじゃなければ」

 そこでGさんが横で補足をするように言う。

「対戦相手多分ナッパやで」

 あ! 前に戦った事あるのしっかり覚えられてて告げ口までされたやん!

 ナッパの使い手とばらされたのである。

 

 しかもTさんがくじで引いたのがまさかの使ってるキャラで大当たりを引いたのである。

 凄い引き運だと思いながら対戦台に向かう。

 

 そこで解説のAさんは私の事を少し知っているので補足を入れて貰う。

「この方はずっとナッパを使用している人なんです。 チームの方はナッパ、ジレン、ブロリー」

 チームを聞いた瞬間に驚きの声が入り混じった声が入る。

 それだけ珍しいチームなんだなと私はもう自覚した。

 

 そして、対戦が始まる。

 ナッパの動きで圧倒していてプロ側から驚きの声がどんどん出てくる。

 こっそり笑ってるのいたのも聞こえてるからね!

 そして私がTさんを倒せる状況になり、Tさんの言っている事が、

「ゲストだよ! 俺、ゲストだよ!!」

 と、叫んでいる。

 私はそれをオンライン越しに聞いてはいたが、そのまま倒す。

 勝負の世界だからね。 しょうがないよね。

 そう思いながら、容赦なしに倒したのである。


 私はプロに勝って次に勝ち上がることができたのである。

 次の対戦で私は敗退はしてしまったのだが、ただナッパの存在は全員に認知されるという事になったのである。

 



 

 



 

 







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