心のアンテナぼろぼろである
自分が、何を感じているか、非常にわかりにくい。
幻聴に怒ったりもするが、胸の中は、やたら静かで、怒っている感じがしない。
口に出している言葉が、何も詰まっていない感じだ。
人と話すときも、感情のない言葉を吐く。
心の中が、無になっている。
きついとか、苦しいとか、ごまかしてやってきた。
慣れると言われて、慣れるまで待った。
何も感じなくなった。
ただ、苦しさは、どんどんたまっていて、身体が動かなくなってくる。どっしりと、身体が重くなって、倦怠感を感じる。息苦しさを感じる。
ただ、そこに感情を持ち込まないクセがついてしまった。
つらいということを、認めないクセがついてしまった。
どう治療するのだろう。
怒りも、喜びも、悲しみも、何もかも、自分の外のどこかに置いてきたようで、満たされることがない。
虚無の苦しさだけがある。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます