第4話 北村中学校編

「生駒っち、good Morning 」真奈が声をかけてきた。「ああ、おはよう」と僕が言った途端真奈が平手打ちをしてきた。「いってーな」僕は言った。「もっと、シャッキとしなさい!」真奈は僕に言った。仲間達は「なんだ、あいつキメエよな」と陰口を言っていた。入学して1ヶ月ぐらい経った頃、僕と真奈は別れた。

「生駒っち別れよう」真奈は言った。

「どうして?」僕は聞いた。

「感じ悪いし、最近の生駒っち怖い..」真奈は僕の目を見ながら言った。

「わかった」僕はそう言って自分のクラスに戻った。真奈が親せきの志保を紹介してきたのは別れてから2ヶ月後経った頃だった。真奈は別れても友達として今まで通り変わらず接してくれていた。

「どうして、俺に紹介するんだよ」俺は言った。

「だって委員会一緒でしょ!人見知りだからよろしくってこと」志保の頭をポンポンしながら言った。

「いや、委員会なんて行かねえから」僕は真奈に言って仲間たちの所に戻ろうとした。

「ひーとーのー、話は最後まで聞け!」真奈の雷が落ちた。

「はいはい、わかりましたよ」真奈には逆らえない僕はオッケーした。放課後の委員会の時間がやってきた。俺は「いーなー」とか思いながら外を見ていた。そしたらで志穂が急に大きな声で「生駒さんて真奈の事が好きだったんでしょ」と聞いてきた。僕は顔が真っ赤になったが堪えた。委員会が終わったら下駄箱に靴を取りに行く途中で志保が聞いてきた。

「生駒さん、志保もお姉ちゃんと同じように生駒っちって呼んでいい?」委員会が終わると聞いてきた。僕は「お子ちゃまには無理だね」とからかった。志保は「同じ歳でしょ」とい頬を膨らませた。「わかったよ、いいよ」と僕はあだ名呼びを許可した。僕は思い出しながら思った。

「元気にしてるだろうか、元気にしてても僕とは会いたくないか」1年後の練習中の僕は小声でそう言って夕日を見たのだった。

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