におい
人の記憶から最初に消えるのは聴覚そう声だ。確かにどんなに好きな人でも、声をしばらく聞かないと忘れてしまう。思い出そうにも思い出せない。人の顔もそうだ。どんなに顔が整っていない人でも、勝手に頭の中で美化されてあったときにはこんな顔だったっけなと思うことがある。
逆に記憶に最後まで残るのは嗅覚。ふと街中で香るにおいで、思い出す人がいたりする。顔や声は美化されてもにおいだけは美化されないのはなぜだろう。
自分のにおいがしたときに、すこしでも思い出してくれる人がいたらいいなと思いながら今日もにおいを振りまいてくる。
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