第6話

ドラクエ3と言えば、オルテガさんだ。

主人公の勇者のパパだ。前任の祖国の勇者でもある。


冒険をしていると、オルテガさんの影がちらつく。それがいい。

ゲームボーイカラー版のオープニングで、マップを旅するオルテガさんのムービーが見れる。その道のりを辿っているところが、けっこう好き。パパも通った道のりだもの。別の村で、ポカホマズさんと言われたりするパパ上。助けてもらったお礼に、親友作の兜を置いていくパパ上である。

念入りに聞き込みをしていると、オルテガの話を聞けた気がする。あまりに細かくて覚えてないが、港町とか、砂漠とかであった気がするんだ。パパ上の旅路をなぞる哀愁がドラクエ3にはあるのだ。


もろにネタバレだが、パパ上は生きている。オルテガは強い。屈指のソロプレイ。序盤でくたばったパパスさんとは違うのだ。いや、もちろん、パパスさんもいいパパ上だ。きっとオルテガさんはソロプレイヤー気質なんです。


火口に落ちて、亡くなったかに思えたパパ上は、大魔王を倒すため冒険を続けていたのである。びっくり。当時は、声をあげたよ。


大魔王の城でヒドラと戦っている戦士、それがオルテガさんである。


助けなくては!


そう思ったとき、ヒドラにぶっとばされる。

ゆうしゃよ、もう一歩はやく動けなかったのか。


そして、ヒドラを倒し、戦士に話かけると、故郷の息子への言葉を遺すのである。鬱展開。でも胸熱。勇者は、パパ上の言葉をしっかり胸に刻み、大魔王に血戦を挑むのである。


そのとき、かなり熱くなった。

そのせいで、ひかりのたまを使うのを忘れた。

ゲームボーイカラーで不自然な真っ黒のゾーマをえんえんと相手してたのである。

倒せなくはないらしいのだが、打撃しか通らない上に、大魔王は回復するので、気になるなら動画を探すといい。いつの時代も、どの分野でも、奇特な人はいるものだから。


2週目では、好きな装備で進めるという軽い縛りをやった。

オルテガの兜をかぶって戦ってました。

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