第36話

ドリトルさんが参戦するとバランスが崩れるので、ドリトルさんは、アドバイス役に徹している。

申し訳なさもあるが、そのおかげで、各自、メキメキと腕をあげていた。

俊は、チーム対抗戦に向けて、重巡洋艦を解放した。

楓も、戦闘機を改造し続けていたのだが、航空母艦が解放されたと言っていた。

ドリトルさんのアドバイスで、楓は航空母艦を取得したようだ。

初期の航空母艦には50機の戦闘機が収まっており、全て操作可能とのことだ。

搭載されている、戦闘機は改造が引き継がれるため、かなりの戦力アップだ。

チーム対抗戦まで後、1か月半。

それまでに、どれだけ改造できるかが、勝負の分かれ目になりそうだ。



現実の艦隊も、順調に増えている。

大型輸送艦は2艦増やし、5艦体制だ。

3艦に資源を詰め込み、満杯になると、スペースウォーのチーム対抗戦に参加していない従業員にステーションまで売りに行ってもらっている。

他の従業員が遊んでいる中、働いてもらっているため、その分は、給料で保証している。

どうやら、ステーションでお店を色々まわって楽しんでいるようだ。

明石は現在、小型ではあるものの、戦艦の造船を行っている。

色々、試してみたい装備があり、色々データを取ってから、普通の戦艦を造船する計画だ。

航空母艦も工作機で大型の物を造りはじめている。

大型の航空母艦には戦闘機が200機収まる計算だ。

大型航空母艦は、楓に運用を任せる予定だ。

数はまだ、揃っていないが、ハルカ、アカネ、シオン、フィーネにもそれぞれ艦隊を任せる予定でいる。

今、いるデブリ帯は資源が豊富だが、今後のことも考えて、それぞれで資源を採掘し、ステーションに売却しに行けたらいいと思っている。

まぁ、肝心の艦の数がまだ足りないのだが・・・。

銀河帝国艦隊から逃げた、宇宙海賊もちらほら、戻ってきているようだ。

今のところはAIが、まとまった数の艦を差し向けると逃げていくので問題にはなっていない。

アズマ達は宇宙海賊を罠に嵌めたりして、成果をあげていると通信で言っていた。

どうやら、売った駆逐艦はちゃんと活躍しているようだ。

もう少し先になるが、また、駆逐艦を売ってほしいと言っていた。

軽巡洋艦も勧めてみたのだが、考えておくと言われた。

コストパフォーマンスの関係で、購入をためらっているようだ。

それとは別口で、ステーションの警備艦隊から、駆逐艦と軽巡洋艦を売ってほしいと頼まれた。

問題ないと判断して、俊はその依頼を引き受けた。

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