召喚はありがたい。だが悪い、猫族は嫌いなんだ!!
(……ん? ここはどこだ。確か俺は……猫を助けようとして。あっ、そうだ! 車にひかれたはず。って、えっ? んーここって……。でも、なんで?)
そう言い男は、自分の体を見回した。
(転生って、訳でもなさそうだ。ってことは、ひかれる間際に召喚されたってことか? そうなると……ここは、異世界か)
そうここは、男が居た世界と違う。キットパレスワールドと云う世界。そしてこの男の名前は
轟は辺りを見渡してみる。すると周囲には、草原が広がり綺麗な花々が咲いていた。
色々と考えていると、誰かが近づいてくる。
「あらあら、新しいご主人様かにゃ?」
「あっ、おい! ここは、どこなんだ。それに、お前は誰だ?」
「アタシは、ミィーニャアだよ。ご主人様こそ、誰にゃのかにゃ?」
「俺は黒騎轟だ! お前は、猫族なのか?」
そう聞かれミィーニャアは首を傾げた。
「猫族ってにゃに? それよりもご主人様は、人族にゃのかにゃ?」
ミィーニャアの話し方に轟は苛立ち始める。
「お前さぁ」
「ご主人様、どうしたのかにゃ?」
轟は余りにもイライラしてきたため、いきなりミィーニャアの後ろにまわり右手で服を掴んだ。
「その喋り方、凄くイライラするんだ。それにご主人様って、そういう類のは嫌いなんだよ。猫は嫌いじゃねぇけど、アニメやゲームの猫族は嫌いなんでなぁ」
そう言うと轟は、ミィーニャアを投げ飛ばした。
「えーにゃんでにゃぁぁああーー……アタシが、にゃにかしたのかにゃぁぁあああーー」
そう叫びミィーニャアは、少し先まで飛ばされる。
すると誰かがこっちに向かってきた。
「あー待ってくださいにゃ! ご主人様、姉が何かご無礼をしましたでしょうかにゃ?」
そう言い妹は轟をみつめる。
だがその妹までも轟は投げ飛ばしてしまったのだった。
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