第144話 37『ダンジョンでの平穏な夜』

 ツリーハウスに戻ったアンナリーナはダイニングでイジとお茶をしていた。


「でも、厄介だな」


「主人様?」


「明日、あのひとたちが出発しないと、こちらも動けないし、同じ階層にいたらやりにくいよね」


 これから魔獣が強くなっていけば、階層ごと魔法範囲拡大を使いサファケイトですべてを倒すのが簡単なのだが。


「明日はこの階層を諦めて、先に降りちゃった方がいいかな。

 接触したくないし」


「そうですね。主人様なら例え迂回しても先回り出来るでしょうし」


「あ〜あ、もう帰ってくれないかな」


 大ぶりのマグカップに入っているスプーンをぐるぐると回す。

 その中には、アンナリーナが最近凝っている柑橘系のマーマレードに湯を注いだものが入っている。

 最近、夜は冷えるようになってきているのでこういうものが美味しい。


「とりあえず、いつもの行こうか。

 イジはなるべく早く、ステータス上げてあげたいし」



「【ギフト】透視

 そして、ステータスオープン」


 アンナリーナ 14才

 職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子

 

 体力値 104857600

 魔力値 278748568321047/278748568322048

(ステータス鑑定に1使用、透視に1000使用)


 ギフト(スキル) ギフト(贈り物)

[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]

 調薬

 鑑定

 魔力倍増・継続 (12日間継続)

 錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)

 身体強化

 探索(探求、探究)

 水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)

 生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)

 隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)

 飛行(空中浮遊、空中停止)

 加温(沸騰)

 治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)

 風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)

 冷凍(凍結乾燥粉砕フリーズドライ)

 時間魔法(時間短縮、時間停止、成長促進、熟成)

 体力倍増・継続(12日間継続)

 撹拌

 圧縮

 結界

 異空間収納(インベントリ、時間経過無し、収納無限、インデックス)

 凝血

 遠見

 夜目

 解析スキャン

 魔法陣

 マップ

 裁縫

 編み物

 刺繍

 ボビンレース

 検索

 隠蔽(偽造)

 従魔術ティム

 体力値供与

 細工

 再構築

 無詠唱

 悪意察知

 魔力値供与

 空間魔法(転移)

 異世界買物

 位置特定

 異空間魔法(空間接続、空間増設)

 宣誓魔法

 火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ]

 氷魔法(氷球、アイスアロー、アイススピア、フリーズストーム、アブソリュートゼロ、ダイヤモンドダスト)

 スキル供与

 ガラス工芸

 付与魔法(異空間付与、各種強化付与、各種弱体化付与、その他別途記載)

 革細工

 彫金

 雷魔法(雷球、ライトニングアロー、サンダーボルト、ライトニングバースト、ディバインスレイブ、ディスタージ、マイクロウェーブ)

 回避

 召喚魔法

 封印

 死霊魔法

 光魔法(別途記載)

 土魔法(別途記載)

 水魔法(上級、フラッド、ディープフラッド、デリュージュ、アクアブレード、タイダルウェーブ、アクアビーム、ダークストリーム)

 闇魔法(別途記載)

 緑魔法(別途記載)

 溶解魔法(別途記載)

 精密操作

 精神強化

 魔法効果拡大

 魔法範囲拡大

 威嚇

 毒魔法

 麻痺魔法

 水泳

 追跡

 馬術

 格闘術

 剣術

 槍

 投槍

 蹴り

 関節技

 透視



「【体力値供与】【魔力値供与】【スキル供与】麻痺魔法

 そして【鑑定】」


 セト(ブラックリザード変異種、雄)

 体力値 6746500

 魔力値 573800

 取得スキル

 火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ)

 水魔法(水球、ウォーターカッター、フラッド、ディープフラッド、デリュージュ、アクアブレード、タイダルウェーブ、アクアビーム、ダークストリーム)

 風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)

 氷魔法(氷球、アイスアロー、アイススピア、フリーズストーム、アブソリュートゼロ、ダイヤモンドダスト)

 雷魔法(雷球、ライトニングアロー、サンダーボルト、ライトニングバースト、ディバインスレイブ、ディスタージ、マイクロウェーブ)

 身体強化

 追跡

 結界

 魔法効果拡大

 魔法範囲拡大

 威嚇

 毒魔法

 麻痺魔法



「【体力値供与】【魔力値供与】【スキル供与】溶解魔法

 そして【鑑定】」


 アマル(ジェリーフィッシュ、無性)

 体力値 3958

 魔力値 2489

 取得スキル

 お手伝い

 洗浄クリーン

 毒魔法

 麻痺魔法

 防御

 加温(沸騰)

 水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)

 生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)

 精密操作

 溶解魔法(別途記載)



「【体力値供与】【魔力値供与】

【スキル供与】関節技

 そして【鑑定】」


 イジ(ゴブリン 雄、隻眼)

 体力値 1085

 魔力値 186

 取得スキル

 夜目

 遠見

 防御

 格闘術

 剣術

 槍

 投槍

 蹴り

 関節技



「うん、こんなものかな」


 イジの体力値が1000を超えた。


「トレーニングとか、どう?

 筋肉痛とか問題ない?」


 筋肉痛と聞いて、イジが首を傾げている。


「足とか手とか、痛くない?」


『はい』


「じゃあ、続けてトレーニングしてね。素振りもね」


 体力値が1000を超えた事が関係あるのか、イジの身体が一回り大きくなった気がする。



 この夜は何かあちらのテントにいる方がいい気がして、アマルとイジを残していく。


「まったく、鬱陶しいわね」


 新しく取得した【透視】で監視しながら、アンナリーナは溜息を吐いた。

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