何故僕じゃないんだと選ばれぬ訳尋ね続ける閨の中

なぜぼくじゃないんだと

えらばれぬわけたずねつづけるねやのなか


なぜ僕じゃないんだと選ばなかった訳ききたくなる大晦日(R6.1.8 改作)


短歌の賞レースに参加したけれど落選しました。ネット時代、インターネット端末を経由して、人はさまざまな選考レースに参加させられていて、落選の悲哀を味わうことが多くなっているように感じます。


 ――どうしてぼくじゃなくてあの人なの?


 ネットワークのあちらこちらから、泡立つように現れては消えてゆく呟きを歌いました。

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