第3話 12月25日

おごそかでにぎやかな聖夜が明けて

クリスマス当日がやってきました


プレゼントは 届きましたか

それは 嬉しいものでしたか



メリー メリー クリスマス

一番のプレゼントは

私がここで生きていること


一番の嬉しいことは

あなたがそこで生きていること


メリー メリー クリスマス

愛しきあなたよ

今の苦しみさえ いつか愛の糧になるでしょう


どうか二度と来ない今日を

忘れないでいて


メリー メリー クリスマス

優しいあなたが

素直に喜べる世界は


きっとすぐそばにある

だから生きていて


メリー メリー クリスマス

あなたが生きていられるのなら

私が生きていられるのなら


嗚呼

なんて素晴らしい世界だ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る