第一章 被災 5.そうだ!ホームセンターに行こう!! --3日目--

 朝になった。まずトイレに行って小用を済ませる。水を流す。手を洗いながら、ふと思った。停電になると水が止まる?

 ここは古い団地だ。近くに水道塔があって、その上部タンクから重力で水が送られてくる。だから今、水が出てるんだな。しかし、水道塔に水を送るポンプが停電で止まっているはずだから、しばらくすると水が出なくなるな。

 水道塔は数十世帯を賄っているから、俺1人なら節約すれば数日は使えるだろうな。水の節約って言うと…… 風呂と洗濯は無理だな。そもそも停電しているから洗濯機も使えない。あ、電気が止まるとガス湯沸かし器も使えないんだっけ。風呂はダメだ。初夏とは言え水風呂、水シャワーは辛いな。

 下水はどうなんだろう。当然下水処理場も停まっているだろう。使い続けると溢れるかもしれないが、俺1人ならそう簡単には溢れないだろう。じゃ、汚物は流せるとして、問題は流すための水の確保か。

 風呂場を覗く。水はとってないよな。災害用にとっておくべきだった。


 気を取り直して、昨夜の帰り道にコンビニで調達した食料で朝食をとる。

 食べながら考える。電気が止まったってことは、生鮮食料品はすぐに食べられなくなるだろう。そう思ってヨーグルトと野菜ジュース、昨日が賞味期限のパンを持ってきた。惣菜パンでなければ1日ぐらい大丈夫だ。

 食料の調達を考えなきゃ。気絶している人が意識を取り戻すとか、俺みたいに無事な人を見つけて合流するとか。それまでの食料だ。

 食べることが先決だな。味とかは二の次だ。

 ああ、もっと旨いもの食っておけば良かったな。山梨では牛も鶏も寝てたからな、肉とかもう食えないのかな。


 そうだ。今日の昼飯は最後のステーキにしよう。大通りにあるファミレス系のステーキ屋に行けば冷凍肉が溶けて食べ頃になっているかも……

 俺って危機感無いな。こんな時に飯の心配ばかり…… でも仕方が無い。食わなきゃ死ぬんだからな。


 それはさておき。昨夜、コンビニで物色しながら電気が止まったらどうなるのか考えた。バッテリーで動いている携帯基地局が停まるのも、非常電源で動いているサーバが停まるのも時間の問題だ。

 電源さえ用意すれば手元のスマホもパソコンもオフラインで使える。今後の暇つぶしや、サバイバルのためにできる限りコンテンツを用意しよう。そう思って、コンビニで各種サービスのプリペイドカードを仕入れようと思ったたが…… 決済できなかった。

 コンビニのPOSが死んでた。だから今食べてる朝食も決済していないんだ。不可抗力だよね。悪気はないんだ。…… って、既に停電前から本と食料を頂戴してたっけ。もう自分に言い訳する必要も無いか。うん。気楽に行こう。


 そんなわけで、昨夜は灯りのない部屋に帰って、パソコン使ってコンテンツを集めていた。全部クレジットカード決済だ。請求額が恐ろしいが、請求される前にシステムがダウンするはずだ。そうそう、どうせ金なんてもう使えないんだ。今使わなくてどうする。

 団地の共用有線ネットワークは死んでたからスマホでディザリングだ。俺は金なんか持ってないから使い放題サービスなんて契約していない。途中、パケットが足りなくなったのでクレジットカードで追加パケットも買った。

 しかし、そのパソコンが夜中にバッテリー切れを起こした。フル充電してあったのに。結局、あまりコンテンツを集められず、やることもないので寝たのだった。

 スマホの方は寝ている間にモバイルバッテリーで充電できた。まだしばらくは使えるぞ。しかし、モバイルバッテリーももうカラだ。充電手段を考えなきゃいかんな。


 まあそんなことは後回しだ。状況を整理しよう。


 今のところ全世界が被災しているように思える。電波が遠くまで届きやすい初夏の夜に、手動送信していると思われる電波がまったく受信できないってことは、やっぱ誰も発信していないってことだろ。たまに聞こえるビーコンやデジタル音は機械同士が自動で通信しているだけだろうし、それもバッテリーや非常電源が切れれば停まるだろうな。


 二次的な事故に遭った人たちはダメかもしれんが、気を失っているだけの人が意識を取り戻すことは無いのか?

 サバイバル本を取り出して確認する。72時間。被災者のタイムリミットだ。まだあと30時間ぐらいある。今意識を取り戻せれば助かるんじゃないか?

 しかし、病院も消防も機能していないから、ケアしてもらえない。体力のない人は助かる見込みは薄いな。体力のある人ならまだなんとかなるか。

 どうにかして起こしてあげられないものだろうか。声をかけても、叩いてもダメだった。電気でも流せば…… 心臓が動いている人にAEDを使っちゃいかんだろう…… 何も方法が思い浮かばない。




 考えること3時間。何もアイディアが浮かばない。腹が減った。


「よし、やっぱり最後のステーキ食べに行こう」


 団地の外に出て自転車に乗り、周囲に気をつけて走り出す。どこかで誰かこっちを見ていないだろうか?

 ゆっくり走りながら五感を研ぎ澄ませていると、そよ風に乗って異臭が漂ってきた。停まって匂いのする方向を確認する。前方の自動車事故の現場だろうか。

 近づいてい見ると、2台の車に合計3人の被災者さんがいる。それぞれに血を流しているが、既にお亡くなりになっているようだ。初夏だからな。早くも腐敗が始まっているようだ。俺は目を背けて走り出した。


 あんな光景を目撃したのに腹が減っている。俺の精神が麻痺してきたのかな。

 躊躇せずにステーキ屋の扉を押して中に入ると…… ものすごい異臭だ。しまった。被災時に提供していた食材が腐ってるんだ。初夏に丸2日も放置したらそうなるだろう。この界隈ではめったに見かけないハエも何匹か飛んでいる。


「まずいぞ、これは。街中異臭とハエで不衛生になっちまう。俺も病気になるかもしれん」


 それでもステーキが諦められない。人生最後のチャンスなのだから。

 事務室に入ってみた。幸い無人だ。匂いも少し楽になった。棚を漁るとマスクとタオルがあった。マスクを三重にしてさらに上からタオルを当てて後頭部で縛った。すごく息苦しいがこれで匂いはすこし軽減できるだろう。

 店内に戻るとレジに飴があった。帰る客に口臭消しとして渡しているやつだ。3つ頂戴して、息を止めてマスクを持ち上げて口に入れた。飴の香りがマスクの中に広がって気が紛れる。


 厨房に入ってみた。被災時にはグリルに火が入っていただろうが、今は消えている。火事にならなくて良かった。

 冷蔵庫を開ける。流石は業務用だな。一晩ぐらいじゃ腐敗しない。

 ハンバーグは食中毒になる可能性がある。一番高そうなステーキ肉にしよう。

 辺りを見渡すと持ち帰り用の保冷バックがあった。これを頂戴しよう。冷凍庫には溶けかけの氷がまだ残っていた。これも入れて保冷剤にする。


 ここでは臭くて食べられない。衛生上も非常に良くない。どこかに移動しよう。

 団地に戻ってもガスコンロが使えない。せっかく良い肉だし、炭火とかで食べたいな。

 よし、ちょっと遠いけどホームセンターに行こう。アウトドア用品コーナーにバーベキュウグリルと炭があるはず。備長炭とかあると良いな。日持ちする食料も道具も全部揃ってるじゃん。

 再び自転車に乗り、30分かけてホームセンターに行った。




 ホームセンターに着いた。ここはちょっと規模が小さめで、品揃えがちょっと…… 最近はライバルの大型店に押されて人気がない。照明が消えているので、店の奥はよく見えないが、店内に人は少ないようだ。ひっそりとしていて、初夏だというのにちょっとヒンヤリする。


 扉が開かない。停電しているんだから自動ドアが開かないのは当たり前だ。

 スマホを取り出す。このエリアはまだ携帯網が使えるようだ。『自動ドア 非常時』で検索する。結果リストの一番上をタップしたが表示されない。どうやらコンテンツ側のサーバーか、途中の通信経路がダウンしているようだ。ネット自体が使えなくなるのも、もう時間の問題だな。

 表示できるサイトがあった。『非常時は、①停電したときのままになる ②施錠する ③解錠する のいずれか。いずれの場合も内側からは開けられるので閉じ込められる心配は無い』か。いや、侵入したいんですけどね。

 さて、この店の場合は…… 手でこじ開けてみたら意外にあっさり開いた。解錠してるのかな。


 えーと、トイレトイレ。エアコン無いから水飲み過ぎた。

 男性用で小を流す。赤外線センサーが動いてないな。水が流れない。時間が経つと匂うかもしれないが、ここでは気にすることもないだろう。だが、水洗トイレの問題は頭に入れておかなきゃいけないな。


 アウトドア用品売り場に向かう途中に食品があった。常温の飲み物と調味料とかはここで調達できる。生野菜はないが、乾物の海藻を水で戻せばちょっとしたサラダになる。良いね。使えるものがたくさんあるぞ。

 店の入り口に戻って大型ショッピングカートを持ってきた。とりあえず、昼食に使えそうなものをどんどんカートに入れる。除菌スプレーにティッシュペーパー、皿に箸にカップ、水とお茶、レトルトご飯も食べよう。

 アウトドア用品売り場にはもっといっぱいある。小型のバーベキューコンロ、炭、トング、手袋…… 必要そうなものは片っ端からカートに入れていく。代金を気にしなくて良いから見た目が良いものを躊躇なく選ぶ。これが大人買いか。買わないけど。

 そうそう、ランタン。店内が暗いからな。大型の電池式を選んで、近くにあった電池を入れる。明るくなった。よく見える。

 ほかに必要なものはないかな? 足りなければ取りに来れば良いだけだが。


 辺りを見回すとペットコーナーがあった。気になるので見に行ってみる。

 犬、猫、鳥はみんな寝ていた。餌と水は残っている。餓死ではないな。確認していないが、多分鳥は事切れているだろう。あいつらは食いだめができないからな。そういう意味ではここで売られている犬猫はみんな子供だ。体力ないからもう死んでいるかもしれない。考えると憂鬱になる。気にしないようにしよう。

 奥に行くと水槽が並んでいた。薄暗くてよく見えない。水槽にランタンを近づけると、なんと魚は生きているよ! 普通に泳いでいる。よく見ると小さなエビや貝も動いている。

 振り返ると水のない水槽が並んでいる。こっちは爬虫類っぽい。動きはないが、ちゃんと木に張り付いている。死んでいたら落ちるよな。

 じーっと見ていたら、トカゲの目がこっちを向いた。やっぱり生きている! っていうか、意識有る。

 その隣の昆虫も生きているようだ。モッソリ動いているな。


「哺乳類と鳥類はだめだけど、魚類、爬虫類、昆虫類は生きているのか。そういえばハエもぶんぶん飛んでたな」




 いつまでも見ていても仕方が無い。一つ情報が手に入ったってことでここは締めくくろう。

 食事に必要なものが揃ったので建物の外へ出た。ガーデニングコーナーにテーブルとパラソルと椅子があった。ここで食事しよう。

 ウェットティッシュでテーブルと椅子を拭く。コンロをセットしてドーム状に炭を並べて中に着火剤を置く。着火用のライターで火を点ける。後は待つだけだ。急ぐならうちわで扇いで風を送るが、今は食材を用意しよう。

 バーベキューで炭に火がつかなくて困っている人っているよな。大体、熱は下から上に回るから、炭の上に着火剤を置いても効果がないんだよね。炭をドーム状に並べて、その中に着火剤を入れると、熱がもれなく炭に伝わってすぐに火がつくんだ。俺は子供の頃、伯父さんとキャンプに行って教えてもらったんだが、一般人はそんな教育受けてないからな。

 伯父さん、どうしてるかな。もう亡くなっちゃったかな。


 ペットボトルからカップに常温のお茶を注いで飲みながら作業する。ミネラルウォーターで海藻サラダを戻す。肉を程良いサイズにカットする。皿にタレを用意する。

 焼き網が十分熱くなったところで肉を焼いていく。香ばしい。

 早速一口。美味い……? 思ったほどじゃない。そんなに高い肉じゃなかったか。と思ったらタレの味だった。ホームセンターで売ってる安いタレの味に肉が負けているんだ。

 そうだ。岩塩で食べよう。たしかショッピングカートに放り込んだぞ。そうそう、これこれ。

 岩塩をちょっと振りかけて食べる。うーん、うまい。これだよ、これ。哺乳類が全滅しているとしたら、人生最後の生肉になるかもしれない。この先は缶詰とジャーキーになるだろうな。それもいつまで続くことか……

 いかん、いかん。滅入ってどうする。今は食事を楽しもう。




 たらふく食べた。うまかった。満足だ。


「さて、これからどうするか」


 生存計画を立てなければならない。スマホを取り出してマインドマップアプリを立ち上げて、思いつくままに入力していく。


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 必要なもの - 住居(安全快適)、水、食糧、エネルギー、日常生活用品

 やるべきこと - 人類救済

 やりたいこと - 特になし

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 悲しいな。負け組だからやりたいことが出てこない……

 そうか、『やりたいことを探す』っていうのがやりたいことだな。ま、それは余裕ができたらやろう。

 人類救済は…… やっぱり無理だよな。あと20時間ぐらいがタイムリミットだ。意識を回復させる方法が解らないし、植物状態で延命させるって……

 介護関係の本でも読めばケアの仕方は解るだろうな。病院に行けば栄養補給に必要な点滴も手に入るだろうし、医学書を見れば点滴の針の差し方とかもわかるだろうな。

 でも、俺1人で何人ケアできるんだ? 自分の生活もあるんだぞ。せいぜい、1人か2人だろう。

 それに、誰を助ける? 親戚は伯父さんの家族だけだ。助けに行くとしても、九州まで移動にどれだけ時間が掛かるか解らない。あと20時間なんて無理だ。自力で生き延びていることを願うほかない。


 他に誰か献身的に助けたい人いるか? ちょっとした知り合いや友達ぐらいじゃそこまでできないよ。親友なんていないし、もちろん彼女もいない。

 彼女か…… 彼女どうしてるかな。本屋の。昨日ブランケットを掛けてあげたあのままの状態でまだ寝ているんだろうな。彼女を助けてあげるべきか……

 彼女のことを思い出してみる。


「いらっしゃいませ。カバーお掛けしますか? 有料のレジ袋はご利用ですか? ○○円になります。ポイントカードはお持ちですか? 駐車券をお持ちですか? ありがとうございました」


 これ以外の言葉を聞いた覚えがない。外見は気になったが、性格がわからない。仮に意識が戻ったとしても、その後仲良く暮らしていけるだろうか?

 それに、意識が戻らなかったらどうする? 点滴の栄養補給だって使用期限があるからいつまでもできないだろう。衰弱して死んでいくのを看取るのか?

 不確定要素が多すぎる。アニメのヒーローなら後先考えずに助けるんだろうが、それってただのエゴだよな。やれるだけやったって自己満足に浸りたいか?


……


 やっぱり人類救済は諦めて絶滅を受け入れよう。ただ、俺は生命として個体保存に努めよう。種の保存は不可能だけど。それが自然の摂理だろ!?

 次に。


-----

 嫌なこと - 痛い、苦しい、寒い、ひもじい、怖い、寂しい

-----


 ん? 寂しい? いや、今現在、寂しいっていう感情はないな。むしろ気分が軽い。

 そうか! 俺って人付き合い下手だからな。誰も居なくなったし、仕事にも行かなくて良いし、誰にも会わないからストレスが減って気楽になったんだ。


「アッハッハッハッハ!」


 ハー。笑い事じゃないよな。こんな大災害で、大勢の人が亡くなって、風前の灯火の人もたくさん倒れているっていうのにな。

 ちょっと自己嫌悪。


 ハイ。気を取り直して。

 こんな状況で生きていても仕方が無いが、痛いのとか苦しいのとか、怖いのは嫌だな。やっぱり。

 よし。『安全第一』を基本にしよう。即死なら良いけどさ、怪我をするといきなり凄い痛みに襲われるからな。そして、『死ぬ、死ぬー』てビビるんだ。これは嫌だ。

 次は『健康』だな。俺もそろそろ中年だし、不摂生してると『あっちが痛い、こっちが痛い』ってグズグズ言うようになるんだ。痛い体を引きずって生きるのも嫌だし、『痛い、痛い』って言う自分の姿が嫌だ。

 怪我は一瞬だが、健康は時間をかけてゆっくりむしばまれる。だから、『安全第一、健康第二』。これをモットーにしよう。


 それじゃ、まず、短期的に安全快適な環境を作ろう。長期計画はゆっくり練れば良い。

 まず食糧と水、日常生活用品だな。これはその辺の店にいくらでもある。俺1人なら当面問題ないだろう。とすると、調達に走り回るのが面倒だよな。なるべくまとまっている所が良い。

 今の団地に住み続ける必要性も無いしな。母さんと過ごした思い出は心の中にしまってある。形で残す必要は無い。それに、団地には満足してないしな。暑いとか寒いとか隣がうるさいとかボロいとか不満ばかりだ。家賃もそれほど安くない。保証人が要らないとか、更新料がないのとネットワーク以外にメリットがない。

 ネットワークはもう使えないし、もう保証人は要らないから便利なところに住み替えよう!

 しかし、マンションはないな。電気も水道も使えないから不便なだけだ。

 戸建てもどうだろう? 太陽光パネルが付いた家なら電化製品が使えるかも。

 でもなぁ。住人がいる家を乗っ取るのは気が引けるな。住宅展示場のモデルハウスだったら住みやすいかなぁ。最新だし。でも、水とか物資を調達するにはそれなりに移動と運搬が必要だよな。


 いっそ、ホームセンターに住むか。そしたら物資はすぐに取り出せる。でも、この店はちょっと小さいから扱ってる商品が少ないんだよな。

 ああ! 2kmぐらい先のホームセンター系ショッピングモールが良いな。屋上で太陽光発電やってたし。あそこなら衣類に家具、電化製品なんかもあったな。よし、俺史上最大の邸宅を作ってやる。まだ昼過ぎだ。今日中に寝床を作ろう!

 そうと決まったら残ってる肉をもう少し食べよう。既に腹一杯だが、これが最後だからな。倒れる直前まで食っておくぞ!

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