ほぼ親変わり育てて来た妹達にもう遅いにされる。
激 辛
第1話
俺の両親は放任主義だった。
その為、お金も碌に貰えずご飯も自分達で作るのが基本だった。
だから、
「お兄ちゃん、ご飯を作ってよ」
「ちょっと待っててなぁ」
妹の面倒を見るのは俺になって居た。
ーーー
「起きて、春」
「お兄ちゃん、あと5分」
いつも妹を起こしに行く。
妹は本当に起きないから、いつもギリギリになって起こす。その為、俺は先に朝ごはんを作らないといけなかった。
ーーーー
「お兄ちゃん、そして、友達がさぁ」
「春は優しいのになぁ」
妹に相談に乗るのも俺がしている。
ーーー
妹の面倒を見ることは、別に嫌じゃない。でも別にしたい訳でもない。
するしかないから、諦めてるだけの部分がある。
うちの親はゴミだから俺が熱を出して何も出来ないときも放置だった。
悲しいことに、親戚はもっとやばいので、これでも親の方がまだマシなのも闇が深い。
「お兄ちゃん!今日の髪はどうかな?」
「似合ってるぞ」
そして、突如こんな生活に終わりが迎えたと思って居た。
ー
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