第16話

「私はずっと、あなたに会いたかったのです。」


「・・・」

いやなんだよ、その話し方


「ずっと、謝りたかったです。虐めてしまったことを」


「・・・そうなんだ。じゃあね」


俺は扉を閉めるが、ガッチリ掴まれて、


「ちょっと、待って下さいよ!!」


「いやだよ。俺はもう関わりたくないんだけど」


「私はあなたに本気で謝りたいんです。ごめんなさい!!」


「そうですか!!ならその反省を受け取る為に、手を離して下さい!!」


「離さない!!私はあなたとこれから一緒に暮らすんだ!!」


なんか、怖いことを言ってるよ!!

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