コンタクトレンズについて気をつけたい事あれこれ

㉕SCL：２種類の洗浄液、必ずルールを守ること

　ソフトコンタクトレンズ（SCL）を洗う場合は２種類の洗浄液がある。

①MPS（マルチパーパスソリューション）……ドラッグストアなどに販売している洗浄・保存を１本で出来る液体。手のひらでレンズを物理的にこすり洗いをする必要がある。基本は裏表20～30回指で擦る。

②つけおき型洗浄液……ポビドンヨードや過酸化水素水など、強力な洗浄液。MPSと異なり、液体単体が目に入ると眼表面を傷つける可能性があること、洗浄液を中和する必要などがあるものの、こすり洗いの必要はない（やった方が良いが、やらなくても良い）。

　どちらも用法用量を守る必要がある。かならず説明書の通りに洗浄しなければならない。

　※よくあるのが①でケースに液体を入れ、コンタクトを入れて洗浄した気になるケース。目のトラブルの中ではよくある原因なので、その方法を取るならつけおき型洗浄液にしないと非常に不衛生。

　ちなみに値段はつけおき＞MPSでつけおきが高く、

　衛生面は　　　つけおき＞MPSでつけおきがより衛生的。

　安全性を高めると値段は上がる。

　それでもサボるくらいならつけおきにしていた方が余計な治療費はかからないと思う。