5話 ポテトオムレツ 5

 「ねぇ、あった?!…卵あった!!?」

 とサーラは、すぐさま近づいていく。

 対してアニタも得意気な表情で、両手のひらに卵を持っているのを見せびらかした。おおよそ大きめのサイズの物が幾つもあった。

 「わぉ!…立派、立派!!…いい卵。」

 「見た感じ、新鮮そうだね。…まだまだ沢山あったよ。」

 「あぁ…美味しそう。…なんか我慢出来ない。」

 サーラは卵を見ていたら、悦に入っており、知らず知らずのうちに口からは涎が垂れてしまい、

 「…少し食べてみるかい?」

 「うん!…なら、すぐそこに川があった筈だから、そこで料理しよう、そうしよう!!」

 と辺りを見渡すと、前方を指差しながら提案してくる。凄く嬉しそうにしていて、アニタの袖を引きつつ、燥ぎながら急かしていた。

 そのまま彼女達は、再び移動して川の側へと寄っていき、

 「アニタさん。…先に焚き火を起こしておいて貰える?」

 「あぁ、任しておきな。」

 「私の方も調理道具の準備をしていくね」

 と互いに言いつつ、各自の作業に取り掛かりだ。

 やがて作業が終わると、調理が開始したのだった。

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