第2話障がい者で親になる

僕は、統合失調症だが結婚して子供がいる。

仲良く接している。

僕みたいに、何かしらの障がい者でありながら、結婚されてお子さんがいる方が多い。

僕は嫁さんに恵まれて、殆ど嫁さんの給料で息子は育てられている。

僕も働いているので、少額ではあるが、嫁さんに金を渡している。

母がいなければ、また、同居していたが別居しているので、僕は自分の生活費があるので、少額しか渡せ無いのである。

もう8年間別居してると、そっちのほうが気楽。

息子は、僕が病気だとは理解しているが、障がい者とかまだ理解していない。

好きで障がい者になった訳ではないが、生まれた時期にちょうど統合失調症を発症させた。


だが、色んな所に遊びに連れて行った。

心に残る、良い思い出が出来たのか?気になる。

定期的な食事会の後は、ビールを飲んでフラフラ歩いていると、

「パパ、しっかりしろよ!しょうがねえなぁ」

と、言って僕と肩を組む。もう、身長が170cmあるので、高さがいい。

だが、まだまだ子供。

僕は幸せだ。障がい者という、社会では爪弾きにされ、生産性の無い人間と言われたり、馬鹿にされたりしているのだが、家族がある。

だから、頑張れるのだ。

嫁さんには感謝して、僕の出来ることは何でもする。

だって、親だから。

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