第6話 休日デート(明香里)

夕陽とのデートの次の日俺は委員長(赤崎明香里)とデートに行くことになっていた。

明香里とは昨日の夜メッセージを送り今日のデートプランを説明した。

「委員長明日10時駅前集合でよろしくお願いします。」

「OKー和虎君」

「ではまた明日委員長。」

「うん、また明日和虎君」

明香里は和虎とのメッセージを終えてから明日のデートに来ていく服を準備し、寝ようとしても明日が楽しみ過ぎて全然眠れていなかった。


ー日曜日ー

「おはよう和虎君」

「おはよう、委員長。早いですねまだ集合時間まで10分あるのに」

「常に15分前行動してるからね遅れると困るし(嘘だ。実際は1時間前からずっと待っていた、昨日眠れなくて結局寝たのは6時すぎで4時間しか寝てないのに緊張して早く家を出たらあまりにも早すぎた。)」

「俺も心掛けようかな15分前行動」

「いいんじゃない、早く行動して困ることはないし」

「俺も委員長見習わないとなぁ」

「和虎君その委員長って呼び方あんまり好きじゃないからやめてくれないかな?」

「え、気が付かなくてごめんなさい、あ、あか、赤崎さん」顔が真っ赤だ。ちょっと可愛い

「どうせなら下の名前で読んで欲しいなぁ、なんか他人行儀見たい。」

「あ、明香里ひゃん」噛んだ、

「ふふふ、今日はよろしくね和虎君」

「ひゃい」また噛んだ

「今日はどこに行くの?」

「今日は電車に乗って隣町まで行きます。」

「隣町に行きたいところあるの?」

「いや、別にないですけど。俺と委員長いや明香里が一緒にいるとこ見られたら明香里が嫌かなぁと思ったので隣町に行こうかと」

「別に気にしなくていいのに、(逆に学校の友達に自慢したかったのに)」

「明香里が構わないなら今から映画館行きましょう」

「いいね映画館!和虎君はどんな作品見るの?」

「俺は基本アニメの劇場版とかSFとか見るよ。明香里は?」

「私は恋愛モノかな後はアクション系」

「アクション系見るのは意外だなぁ」

「そう?」

「じゃ今人気の映画見に行きましょう。これなら俺も知ってますし」

「じゃそれにしよっか」

2人は映画館に行き有名な「もう死んしまったキミとみた最後の花火」を見て

感想を言うために近くのカフェに寄っていた。

「いやー良かったねー死んでしまった君とみた花火」

「そうだね、主人公ともう死んでしまったヒロインと思い出の丘でまた花火を見るシーンに潤ってきたもん」

「俺あのシーン好きでした、主人公がヒロインに告白シーンが1番印象的でした。」

と口々に感想を言っていると丁度お昼を回っていた。

「じゃここら辺でお昼にしましょうか。」

「うん、そうだね」

「何か食べたいものあります?」

「特にないかな」

「じゃ俺のおすすめの店行きますか?」

「うん、行く!」

「じゃ行きましょうか、あそこ美味しいんですけど、ちょっとここから遠くて」

「別にいいよ」

和虎について行きながら店の前に着くと美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐった。

「美味しそうー」

「でしょう?」

「なんてお店なの?」

「中華屋 輝夜って名前のラーメン屋」

「ラーメン屋かぁめっちゃ久しぶりに行くなぁ」

「ここ特に醤油ラーメン美味しいから食べてみてよ」

「うん、わかった。」

「へいらっしゃい、お、和坊久しぶりだな」

「お久しぶりです大将」

「隣は彼女かい?可愛いじゃないか」

「可愛いのは認めるけど彼女じゃないよ」

「そうなのか?」

「えぇまだ違います」

「大将いつもの醤油ラーメン2つ」

「はいよ」

数分待つと大将が醤油ラーメンを持ってきた。

「へいお待ち、醤油ラーメン2つ」

「美味しそーいただきます。美味しいー」

「だろ?」

「ま、俺が作ったんだから当たり前よ」

「大将なんでここにいるの?」

「暇だから」

「暇だからじゃなくて厨房戻ったら」

「わかったよ和坊」

「うるさくてごめんな、大将は俺がちっちゃい時に面倒見てもらってたから仲良いんだ」

「そうなのね」

食事を終え会計に行くと「今日は特別に半額だ」と言ってくれた。

「ありがとう、大将」

「ご馳走様でした。美味しかったです」

「また来てな嬢ちゃん」

「はい」

(なんか仲良くないかこの2人)

店を出るとそのあとは買い物したり本屋さんに行ったりしていつの間にか6時になっていた。

「時間の流れは早いね」

「そうだね、あっという間にすぎたね」

「今日はもう解散しようか明日も学校だし」

「そうだね、また明日和虎君」

「うんまた明日明香里」と朝待ち合わせした駅の前で別れた。








今日はここまでとさせて頂きます。どうだったでしょうか?面白かったですか?

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次回「ヒロインが増えた!?」

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