第13話

アンナ!母の居場所はどこだ?私は命令とも取れるほどの口調で言う。

「多分、この時間ですと置屋だと・・」ではそこに行こうか!私がそうゆうとアンナは慌てて私を先導した、

置屋に母は居なかった、アンナが下男に話を聞くと,

どうやら助産師の所に居るらしい。そこへ向かうと今、アンナの母を犠牲にしてでも子を取り出そうとしている所だった。

ご主人様、どうか母を助けて下さ・・・アンナの言葉を最後まで聞かずに噛みついた。助産師と助手は腰を抜かしていたが、さっくりと殺した。

ゆっくりと考えて行動しなくてはな・・・ちょっと後悔していた。とゆうのも

アンナの母を眷属にするのは彼女の居場所を聞いた時に決めていた。しかしお腹の子にも影響があった、眷属ほどではないがそれなりに能力を継いだ?っぽい。へその緒だ、つながっている時に眷属にしたせいで少し引き継がれてしまったらしい。私には

分からないがアンナ母のリーゼロッテには分かったそうだ。

私の分からない眷属化による変化もアンナには分かった、今回の事もリーゼロッテにはわかったらしい、私は焦った・・・子供にこんな事を継がせるとは!とか怒るんじゃないかと

しかし、リーゼロッテは生まれたばかりの子を胸に抱いて深々と頭を下げた。

私はリーゼロッテに眷属になったことで頭を下げているならやめてくれ、貴方には・・私の言葉をさえぎりリーゼロッテが言った「主様、お話の途中で申し訳ありませんが、お礼申し上げます。私と子を救って頂いて、今後はアンナとこの子ともども全霊でお仕えいたします」

私は思った、怒られなくて良かったなと

眷属化したことで無事に出産した、助産師たちが自分を犠牲にしてでも子を取り出そうとしていたのは知っている、それでもわが子が無事ならそれでいいと思っていたそうだ。そんな話を聞いて母の強さを知った気がした。

「主様、着替えをさせていただきたいです。」そういって頭をさげるリーゼロッテに許可を出す。

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