9話 少年は泡沫に願い、少女は天廊を舞う1

 ……腹立たしい。

 怒りこそは、ヴィンチェンツォ・アンブロージオの原点である。


 波国ヴァンスイール南部の地方都市で財を築いた商会の妾腹めかけばらとして生を受けた彼は、一見は何不自由ない生活を送りながらも正妻の子供との生き残りを賭けた権力闘争を常に繰り広げてきた。


 商会の財産に興味は欠片も無いアンブロージオが、世俗を捨てるように権力とは程遠いと考えていた修道士に憧れたのは自然な流れであったのかもしれない。


 だが、穏やかに生を送れると目論んでいた修道院の生活も結局は椅子取りゲームが見えなかっただけと悟るにつれ、反動のようにアンブロージオの理想はアリアドネ聖教内での出世を希求するように変化の一途を辿っていった。


 ……もうその頃には既に、怒りはアンブロージオの一部と息衝いていた。


 西域交易路の要衝として貿易で栄えた波国ヴァンスイールも今は昔。


 蒸気機関の台頭と同時に信仰の宗主国としての威光も鈍り始めた現在では、西巴大陸に置ける復権も望むに遠く、その将来は見通すことができなかった。


 嗚呼。何もかもが腹立たしい。

 凋落から目を背けて美しいだけの片田舎に落ち着いた故郷も、狭い世間で財産の奪い合いに満足しているかつての家族も。

 西巴大陸の属国どもが信仰を蔑ろにして利権をむさぼることに夢中になっている様も、出遅れた祖国がそのお零れに口を開けている様も。


 何もかもが腹立たしい醜態として、アンブロージオの視界を濁らせてきた。


 国威発揚を旨に主戦派を唱えるステファノ・ソルレンティノに傾倒していったのは、きっと必然であったのだろう。


 転機が訪れたのは、清廉潔白で糊塗された権力の渦を泳ぎ切り、王都の中央教会に昇任が認められた15年前・・・・


 臓腑はらわだかまる昏い激情を押し隠し、用意された7席を相食み合う枢機委員会の会合に使い走りとして初めて同席が許された日の帰り。


 名匠の手からなる7つの美徳が見下ろす裁定の壁の前で、転機それは顔を伏せる正式な立拝を取って顕れた。


「お初にお目にかかります、アンブロージオと見受けましたが」


「確かにそうだが、……君は?」


「おお、申し訳ない。俗世と斉しく・・・・・・名を捨てたため、私は名乗ることができないのです。

 ――強いて名乗りを求められるのであるならば、……」


 東巴大陸特有の、どこか捉えどころのない微笑みを浮かべた青年・・が一層に頭を垂れて、ぬうるり・・・・と口元に三日月を刻んだ。


 ―――どうか、神父ぱどれとお呼びください。




 ……腹立たしい。

 かえるべき神柱の地でなく、このようなはての島国で散ろうとする己さえも。


「がっ、、ぁはっ」


 激痛に刹那、現在と過去記憶が混濁していたらしい。

 耐え切れず衝いた膝が、己の血溜まりに沈んだ。


 揺れる視界の中、断ち切られた左肩から噴き出すおびただしいまでの出血が、血溜まりに終わりない深紅の波を生む。


 源南寺げんなじの本堂を奔り抜けた昏い灼閃が回避の余裕すら与えずにアンブロ―ジオを斬り飛ばしたのだと、その光景を理解するに漸く悟ることができた。


「アンブロージオ卿!」


 気遣うというよりも、状況に焦るベネデッタの叫びが煩わしく思考を乱す。


 ……当然か。


 アンブロージオの眼前に突き立つ潘国バラトゥシュの神器。これを引き抜くことが叶わなければ、ここまで代償を支払った意味さえも無くなるからだ。


 神器に残存する潘国バラトゥシュの神気を誤魔化す術式が行使できるのは、神父ぱどれから献上された術具を消費しての一度のみ。

 術具も知識もアンブロージオしか知りえない以上、己が杭を引き抜かねばこの戦いの勝利が覚束ない。


 かふ。血混じりの呼吸いきを吐いて、天を仰ぐ。

 奔り抜けた斬撃は本殿も切裂いたか、隙間から垣間覗く月光だけがアンブロージオを冷たく慰撫した。


 明らかな致命傷、遺された猶予も僅かに。己の半生を結ぶためにアンブロージオは、いっそ傲然とベネデッタを見下す・・・


 あの女にも斉しく腹立たしさは覚えていた。

 誰よりもそれを否定せねばならない立場であるはずなのに、沈みゆく波国ヴァンスイールの栄光を当然とばかりに傍観を決め込んでいた小娘が。


 だが業腹にも、後世をたのめるのもまた、ベネデッタ・カザリーニでなければならないのだ。


「……見るがいい。

 ――我が畢生の大業は、此処ここに成就した!」


 己に遺された生命と精霊力、総てを蕩尽とうじんして血脂に塗れた右手に神器を掴む。

 ――それまでの苦労とは裏腹に、呆気ないほどの容易さでねじじれた潘国バラトゥシュ神器は引き抜かれた。


「後はお願いしますよ、聖女殿・・・


 薄れゆく意識の中、漸くに零れた呟きが皮肉であったのは、アンブロージオらしい矜持の結末であったのだろう。




「咲!」


「晶くん、往けぇっ!!」


 咲の声に押された少年の背中が、刹那に彼我の距離を引き離した。


 灼闇に赫く尾を引く箒星を携えて、ついこの間まで平民だった少年が地を駆ける。

 無尽に荒ぶる精霊力が晶の体躯に激情ねつを焚べ、隼駆はやぶさがけに匹敵する速度を叩き出した。


 ……そして、加護殺しの刃に精霊器を断ち切られた諒太が、その後背でサルヴァトーレに抗う姿が咲の視界に映る。


「加勢を!!」


 ――何方どっちを?


 刹那に満たない空白、踏み出す一歩の向ける先に咲は迷う。

 その逡巡を断ち切って、迷いに浮き立つ咲の爪先に影が落ちた。


埜乃香ののかさん!」


「……咲さま、申し訳ありません。

 後事は、お願いいたします。」


 苦渋の、それでも揺るがぬ決断が咲の投げかけを背中で撥ねつけ、

 回生符で回復した分は疎か、年齢よわい17の少女が維持しうる残り総ての精霊力を、今一度、届きうる最大規模で埜乃香ののかは練り上げた。


 八家の威風に迫らんばかりの精霊力が、少女とサルヴァトーレの間合いにすさぶ精霊力の嵐を圧し退ける。


 素早く足首から匕首あいくちを引き抜き、膝立ちに構えた瞬間。

 業物とはいえ霊鋼を含まないただの・・・鋼が、薄緑の輝きを明瞭に帯びた。


 戦闘時にける精霊器の破損や紛失は、意外と茶飯事だ。

 とはいえ、精霊力を宿しうる精霊器の喪失は、防人にとっての致命傷でもある。

 当然のこと状況への対応策は、各門閥流派にとっての命題にもなると云えるだろう。


 各流派が無手での格闘術を模索する中、玻璃院流はりいんりゅうのみがその精霊技せいれいぎを生み出すことに成功した。

 精霊力を宿すことのない武器を、一時的に精霊器の代用として振るう術。

 それは精霊器に依らない木行の精髄、昇華の結晶たる精霊技せいれいぎ


 玻璃院流はりいんりゅう精霊技せいれいぎ、奧伝――泥黎扶桑ないりふそう


 ――そしてそこから続く、更に裏伝うらのつたえ


飛礫梅花つぶてばいかァッ!!」


 引き絞る姿勢から流れるような一挙動で、埜乃香ののかの指先から匕首あいくちが放たれた。

 迸る精霊力が匕首あいくちを自壊へと導きながら、その勢いのままに夜闇を裂く。


 それは精霊力の尾を引いて一直線に、

 今まさに諒太を圧しきらんとしていたサルヴァトーレが握る短銃の真芯に突き刺さり、皓月が見下ろす虚空高くへと弾き飛ばした。


 手から離れてしまえばただ重いだけの黒鉄が、精霊力を捲いたただの・・・鋼と宙を舞う。

 一拍を置いた後。精霊力に耐え切れなくなった鋼が自壊、短銃諸共に爆炎と散った。


「でかした、埜乃香ののかァ!!」


 何れ夫となる少年からの感謝に、最後の一滴まで精霊力を振り絞った埜乃香ののかは微笑う。

 己が精霊の齎す、枯渇した精霊力の恢復を求める半ば強制的な睡魔が、視界を否応なく滲ませた。


 埜乃香ののかの援護に勢いを取り戻した諒太が、サルヴァトーレの奥襟を引っ掴んで背負い投げに投げ飛ばす。

 その姿を視界に収めて勝利の確信に安堵した埜乃香ののかは、後事を総て託して意識を手放した。




「勢イィィィッッ!!」


「があぁっ!」


 西巴大陸の大柄な体躯が宙を一回転、不本意に縦から舞った。

 受け身を取ることなくそのまま石畳を舐めた後に、サルヴァトーレの体躯が土壁を崩してその向こうへと消える。


 現神降あらがみおろしに加えて、じるように落としたのだ。

 受け身を取れたとしても、その勢いで石畳に叩きつけられた以上、暫くは立ち上がることも困難なはずだ。


「そのままっ、朝まで、寝とけっ!」


 諒太の口を吐いた荒い呼吸いきに混じる罵声だけが、これが己だと云いた気に挙げた勝利を孤独に証し立てた。


 アレッサンドロ、そしてサルヴァトーレの2名の沈黙を以って、残りはベネデッタを陥落せば混迷に続いたこの戦いも終わる。


 とは云え、残る相手は見るからに後衛の少女独り。

 障壁を陥落せてもいなかったら野郎をぶちのめしてやると気炎を上げて、晶の駆けた先に視線を遣る。


「なっ!?」


 だが、そこに繰り広げられている光景に、諒太の罵声が続く言葉さきを失った。




 莫大な精霊力が、互いを喰い尽くさんとひしめき合う。

 光輝燦然と晶を見下ろす障壁かべは、昏い焔を迸発ほうはつさせる落陽らくよう柘榴ざくろに半ばまで切裂かれるも、ベネデッタに凶刃を届かせることなく拮抗を保っていた。


「……護りを無視する斬撃、それが晶さまに赦されている権能なのですね。

 惜しむらくは、貴方が権能を行使することに慣れていないということですか」


「は、あ、、ぐぅっ!」


 優勢のうちに落陽らくよう柘榴ざくろを振り抜いていながらも、晶の額に浮かぶ脂汗が少年の苦悶を克明に浮き立たせる。


 頭痛に吐き気。泥土に沈む倦怠感に似た痛苦が、終わりなく晶をさいなんでいるのだ。


「神柱の権能を赦す神器とは云え、行使するのは飽く迄も晶さまの力量に準じます。

 ちっぽけなただ・・人の脳が、神柱の体顕した奇跡に耐えられるとお思いですか?

 人知を超える逸話を持つからこそ、神柱は象と在れたのですよ」


 権能は神域特性に至るための鍵、神域に付随する効果でしかない。

 だが神話の再現、その一端には違いも無いのだ。


 神話への理解が浅ければ、当然のこと反動は所有者にかえってくる。


 要は権能の行使に慣れていないから酔っているのだと、飄々ひょうひょうとベネデッタはうそぶいてみせた。


「本来、ただ・・人の手に余る奇跡の再現に手を伸ばすのです。

 矮小な人の脳だけで賄えるものではありません、足りない分の対価は神柱への信仰と精霊力で補うのです」


「……う、るさぃ」


 煮え滾る熱に脳髄が浮かされ、多くのものが押してくれた背中だけが四肢に前進の覚悟を叫んだ。

 その熱に今一度、さきに放てた斬撃の再現を願うが、意識する度に晶の脳が痛苦の細波に攫われ侭ならない。


「降伏、していただけませんか?

 私の神柱聖アリアドネは、晶さまと敵対する意思はありません。

 貴方さまの招聘しょうへいを以って、高天原たかまがはらと講和の卓に就く用意は御座ございます」


 じりつく拮抗の最中、ふと障壁の向こうに立つ少女が声音を和らげた。


「………………」


「近代以降、西巴大陸にける信仰の重きは、板に垂らした水滴の如く失墜の一途をたどっていることをご存知ですか。

 龍穴に宿る神柱は次々とただ・・人との交わりを断ち、閉じられたままの神域が放置されている。……そのような龍穴が増えているのです」


 龍穴とは、龍脈から生命力や運気が循環する源泉である。


 それ自体は暴れ回るだけの奔流に過ぎないが、神柱が宿ることにより人間は生活圏の基点として龍穴の周辺に住むことが出来るようになるのだ。


 神柱はただ、其処に在るというものではない。

 龍穴に秩序と繁栄を与える、高次の存在でもあるのだ。


 だがそれも、神柱との交流有っての前提だ。

 神域が、ただ・・人の前から閉ざされたらどうなるのか。


 人間の、生活圏の衰退。

 それこそ抗う術を持たないものたちは、己の生存権を賭けて圏外に在る資源を追い求めるようになるだろう。

 ――そう。現在いまの西巴大陸を席捲している、属領拡大の気運と同じくに。


の時代の到来。私たちアリアドネ聖教は、神域が閉じゆくこの状況をそう呼び習わしています。

 人という概念の繁栄こそ聖アリアドネの望む将来さきでありますが、それも尚、アリアドネ聖下の庇護有ってもの。

 西巴大陸、ひいては人類の母たる聖アリアドネの神域を、眷属神たちの龍穴と運命を同じくする訳にはいきません。

 人類の滅びを回避するために、聖下は晶さまの招聘しょうへいを望まれたのです」


「……聖下。神柱がって事か?

 虚仮にするなよ。何も無いたかが・・・子供一人、なんで世界の反対側から神柱が気に掛けてくる」


たかが・・・、ではありませんよ。

 ――されど終焉は、果実を再生の炎に焚べて其方の前に並べるだろう。

 鳳の愛おしむ英雄、其は神代を繋ぎ止める杭なれば。

 加護厚き方は神代の心血を繋ぎ止める最後の希望、晶さまは神域を維持するための鍵なのです」


「それは……」


 加護。それは、晶の前に何度となく供された言葉だった。

 『氏子籤祇』の事だろうと、意味は理解できる。


 だが、加護が厚いとはどういう意味だ。

 朱華はねずの念押しは覚えている。晶の氏子は、見た目だけを取り繕っただけに過ぎないはずだ。

 土地神と契約も交わしていないのに、晶が加護を得ているわけがない。


「平民が貴族になる。その無茶からして、晶さまがろくな待遇を受けてこなかったことは想像に難くありません。であるならば、この地を離れることに何ら抵抗は無いでしょう?

 真逆、高天原たかまがはらとて晶さまを追捕ついぶするほど、気に掛けている者もいないでしょうし」


 深奥に澱む疑念が、前進の勢いを柔く蝕む。

 じり。削がれた気勢をベネデッタが呑み込むにつれ、知らず晶の踵に後退の気配が生まれた。

「再度、お願い申し上げます。

 晶さま、波国ヴァンスイールわたりませんか? 聖アリアドネは晶さまの来訪を心待ちにしております。

 神代の奇蹟を繋ぐ希望として、波国ヴァンスイールは晶さまの歓迎を――」


「甘言に唄うな、下郎――っっ!!」

 吞み込む気勢のままベネデッタが募る言葉の先を遮り、灼闇と光輝が火花を散らす間隙に咲が飛び込んだ。


 薙刀の振るう穂先は鋭く違わずに、落陽らくよう柘榴ざくろの峰とかち・・合った。

 その刹那、咲の覚悟がすみれの焔と噴き出す。


「んぎっ」


 神器と神器のせめぎ合いに、真正面から突き込んだのだ。

 返る反動は凄まじく、全力で強化し続ける焦尽雛と少女の華奢な身体が悲鳴を上げた。

 だがそれもささい細とばかりに、咲の身体は後退を良しとしない。


 逆巻く精霊力が大きくうねり、右の袖口から肩にかけて咲の着物が大きく裂けた。


「咲!」


「私が居る!

 ――いいえ。私じゃなくても、晶には護ると決めた人たちがいるでしょう!」


 その後背が、いっそ傲然なほど悲痛に叫ぶ。

 気を許し合える間柄でなくとも、護るべきものの先に立つ決意を咲は逃げずに向き合った。

 晶もそうであれと、咲は願いを叫んだ。


「危険だ! 退け!!」


「退かない!」

 無謀な援護に驚く晶、その背中を咲の檄が引っ叩く。

「怖じるな! 呑まれるな! 覚悟を決めろ!

 先を護る者防人だと決めたなら、死んでも一歩を踏み出しなさい!!」


 護ると決めた。その覚悟こたえに偽りは無く、咲の叫びに、晶の眼差しが決意に定まる。


 ――そして、それは、


「咲、だ」


 晶の覚悟に南天の神気が歓喜に応え、

 灼闇を塗り潰す勢いで落陽らくよう柘榴ざくろが朱金の輝きに塗り潰された。


 呑み込まれかけていた気迫から、後退の気配が失われる。

 それは、晶の意気を挫こうとしていたベネデッタの目論見が潰えた瞬間であった。


 ぱき。晶を手中に収めようと目論んだ脚本が、たった一人の介入で挽回不可能なまでに書き換えられる。


 ぱきき、ぱり。その理不尽を悟り、終にはベネデッタの意気が押し切られた。


 彼女の心中に生まれた諦観がひびと変わり、留める手段も無いまま障壁に蜘蛛の巣と広がる。


 ――本当に、


 都合上、仕方がなかったとはいえ、咲が状況に介入することを赦してしまったことが敗因か。

 特に教会での会談にいて、余人を交えずに晶とだけ行う事が最善であったろう。


 ――嗚呼。本当に、


 煮え滾る憤懣を隠すこともできずに、晶を支える齢12程度の小娘をベネデッタは睥睨する。


「――邪魔よね、貴女!」


「「破アァァァッッ!!」」


 硝子の砕音に似た響きと共に、障壁が維持している術式ごと砕け散った。

 それまで有った抵抗が失われると同時に、落陽らくよう柘榴ざくろの切っ先と焦尽雛の穂先がベネデッタの喉元を捉える。


 ――女性おんなの意地か。晶よりも刃一つ分を先んじて、焦尽雛が薄皮一枚まで迫った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る