温泉に

夜は温泉に入る。


わたしは、しおりんといっしょに女子のほうへ。


ゆうなっちとは別れて、しおりんと温泉に。


ぷはー


めっちゃあたたかくて気持ち良い。


前まで、しおりんのこと異性として好きだったのに、今、いっしょに温泉に入ってるから不思議。


「あやな...」


「え?なに?」


「あやなは、ゆうなっちのこと好き?」

温泉にいっしょに入ってて、となりで、しおりんに言われた。


「え?...」


「前から好きだった?」


「えっと...うん...前から好きだった...」


「わたしも...」


「そうだよね...知ってる...」


「でも、しおりんのことも、わたし、ほんとはずっと好き...」


「うん...それ知ってる...」


「でも、わたしは、なんとなく、前からしおりんのこと、ずっと、お友だちとして好きだったような...そんな感じ...それは特に変わってないように...」


「そりゃそうだよー!女の子どうしなんだから...」


「あ、そうだねー!あはは」


「で、わたしも、あやなも、ふたりとも、ゆうなっちのこと、好きなんだよねっ」


「え?...あ、そっか...あはは」


「どうするよ?」


「だね...」

わたしは

ブクブクブクブク~

って温泉にもぐった。

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