痛み
寝ていると楽になるのに起きるとひどい頭痛に見回れ仕事へ行くのも運転にも支障がでてきました。
総合病院を受診しそこの医師は脳脊髄液減少症の症状があるからと造影剤を使ったMRIの予約をしてくれました。検査の結果、髄液漏れを疑われました。
その日からなるべく水分を多くとり仕事へ行ける時は行っていましたが早退したり休んだり、やはり症状はよくなりません。急遽受診の予約を入れその受診日に緊急入院となりました。入院した日は普通に立っていることもできないくらいひどい状態でした。
私はいきなりで初めての入院に動揺しながら手続きやその時の記憶はあまりありません。
いろいろな検査結果から、脳脊髄液減少症とはっきりと病名がつきました。
夫は入院の日を境にどんどん体調が悪くなり食事もできない日々や点滴を一日中続ける日々が続きました。
毎日夫に会いに行き、その様子に落ち込んだり励ましたり押し潰されそうな不安を抱えながら痛みと戦う夫を見守ることしかできませんでした。
あんなに辛い姿を見るのは初めてなくらい入院して症状がひどく、脳脊髄液減少症が原因の慢性硬膜下血腫も併発しました。
脳脊髄液減少症という病気は治療方がブラッドパッチとゆう方法しかなく、夫の場合髄液漏れの原因はわからず漏れてる箇所の特定もできませんでした。
そのため、ブラッドパッチという、自分の血液を漏れてる箇所に送るという治療法が場所が特定できなかったため、腰と背中から入れてみるといった形で行われました。その治療はうまくいったようですが、確実に漏れが止まるものでもなく、また漏れだす可能性もあります。現在この病気で苦しんでおられる方がたくさんいます。交通事故や子供だと体育の運動など原因がわかるものと原因不明なものがあります。
そのため、いろんな科を受診し症状を抱えながら何年も病名がつかずの方もたくさんいます。
夫の場合、髄液漏れが原因で脳圧がさがり、慢性硬膜下血腫を併発し緊急手術で頭にたまった血をぬく手術まですることになりましたが、その手術のおかげで少しずつ症状が安定しました。
術後何日かすると頭痛が和らぎ食事もできるようになりました。
ただ傷痕の痛みはあったため、まだまだ痛みに苦しむ日々でしたが、笑顔が見られるようになり本当にうれしかったです。
一週間して抜糸をし、退院が決まりました。
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