人を信じるものは救われない
結婚生活を経験したことがない私はいろんな事が新鮮でした。洗濯を干す時に大人の男性の服があること、朝食を三人で囲むこと、彼にお昼のお弁当を持たせること、子供の行事へ一緒に参加すること。
たまに喧嘩もするけれど子供は彼に懐いていたしなによりも子供優先にしてくれる付き合いができてそれが一番だなと思いました。
ただ、彼は生活費を入れてくれませんでした。
何年か一緒に住んでいたのに
そして悲劇は突然やってきます。
仕事の休憩中携帯に入っていた彼からのラインに愕然としました。
ごめんなさい。家のローンでトラブルがありお金もらいます。
彼には父親と住む一軒家がありました。彼の母親が亡くなった時にその家を守って欲しいと言われたと聞いています。彼が住宅ローンを払っていると聞いていました。そちらが大変だから家に生活費を入れてくれないんだ、そう思っていました。
私は給料が入ると、目的別でメモを書いて封筒にわけて現金で引き出しにおいていました。
それが全てなくなっていました。
5万程あったと思います。
私は慌てて彼に電話をしましたが繋がりません。
なにがおきたのかしばらくぼーぜんとしました。
悔しくて涙が出てきたのはだいぶ時間がたってからでした。
あぁ、また人を信じきってしまった、、
愚かだな、、
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