◆世界観説明(ネタバレ注意、飛ばしてOK!!)
ここでは、読者の皆さま(筆者のリアル友人を含む)からの
『お前の話は、壮大過ぎてわかりにくい!』
『オレの知ってる北欧神話と違う!』
『というか、序章と第一章でお話の雰囲気が全然違くない?』
といったツッコミを受け、拙作『戦乙女、彼の者たちの手を取らば』の『世界観』を簡易的にまとめてみました。
本来ならば、このような設定を公開するのは邪道という方もいるかもしれません。
しかし、私もより多くの人にお読みいただくため、『わかり易さ』を重視した次第でございます。
ただし、少なめではありますが、本編の核心となる部分も含みますので、本編で解りにくいところにぶち当たってから読んでいただけるとよいかと思われます。
また後にも書いておりますが、拙作には本来の北欧神話と異なる部分——所謂『脚色』が多分に含まれます。
そのようなものがお気に召さないという方は、ここでブラウザバックをお勧めいたします。
(一話でも多く読んでいただきたいのが本音ですが……)
それでも『別にいいよ』という方は、どうぞそのまま下へお進みくださいませ。
* * *
◆世界観という名のあらすじ
(※本来の北欧神話の流れと異なり、筆者の「こうだったら面白いかも」というIFが多分に含まれます!!)
①第一章開始の数百年前、のちに【
発端は、【
②本来の世界線(神話)なら、世界はその大戦によって滅亡してしまうはず。
しかし一人の戦士(のちのタイラー)の犠牲と引き換えに、その結末は覆され、滅亡は先延ばしされる。
それは、彼の友で【賢王】オーディンが見た予言
『狼の王を倒せし者、勝利と引き換えにその命を除く全てを失わん』
によって起こった改変だった。
③その後、軍師だったオーディンが【アース神族】の王となり、【狼の王】フェンリルから受けた呪いによって戦えなくなった戦士タイラーは【
④そして時は流れて現代(私たちが暮らしているのと同じ時代)、オーディンの統治によって世界は平穏を保っていた。
その平穏の一端を担っていたのが、彼直属女戦士たち【
主人公ドーチェはその末っ子で、他の姉たちより出来が悪く生まれてしまう。
⑤一方のタイラーは、人知れず【世界樹】を巡り、整える【世界樹の庭師】として生計を立てていた。
なぜなら【世界樹】は、王であるオーディンでも制御することができない、不可思議な樹であり、その手入れを誰もやりたがらなかったから。
⑥そんないびつな戦乙女と庭師が引き合わされるところから物語(第一章)は始まる——。
◆用語解説(こちらもオリジナル要素を多分に含みます!)
・アース神族:全世界のバランスを司る国アースガルドで生まれた神々。
その生まれからプライドが高く「自分たちこそが世界の中心!」と思っている者が多かったが、オーディンの統治によってその気質は抑え込まれている。
・ヴァン神族:アースガルドの隣国で、英知の国ヴァナヘイムで生まれた神々。 神々の黄昏ではロキによって誑かされ、アース神族と戦うが現在は和解。 フレイとフレイヤがオーディンの元に和解の証として出向している。
フレイを始めとして美麗な神が多いが、内面には暗いものを隠している。
・
アース神族とヴァン神族を始めとした多くの種族を巻き込んだ大戦。
それによって世界は一度荒廃し、滅亡寸前にまで追い込まれた。
しかし先述の通り、オーディンの予言により滅亡はせず、アース神族と各種族は和解。
首謀者であったロキは降伏し、オーディンの監視下に置かれている。
現在まで平和が続いているが、その平和を良く思わない者も出始めている。
・
世界の中心に屹立するとされる大樹。
主に神々が住まう上層、オーディンによって選ばれた死者が民として住んでいる中層、神々の目が行き届かない下層に分かれており、神々の制御を離れて好き勝手に幹を伸ばしたり、表皮に未知の植物を生やしたりしている。
その変化には、人間界【ミッドガルド】の情勢が影響していると言われ、最近は特に変化が著しい。
その変化を分析し、対処するのがタイラーの庭師としての仕事。
——いかがでしたでしょうか。
『まだわからない箇所がある!』
『ここ、他の設定と矛盾してない?』
『ドーチェちゃんをもっと可愛くしろ!』
という方は、ぜひコメントください。 ネタバレにならない程度に追記・修正してまいります。
また、少しずつにはなりますが、本編もわかりやすく修正していく予定です。
——それでは、長々と失礼いたしました。
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