詩集『矮星』

蝶ノ雨冠(チョウノ ウカンムリ)

かさぶたメリット

そういえば

モンハンnowをやりたくて

クロックスを履いて散歩に出かけた深夜2時

家に帰ってきたのはなぜか3時で

あー靴擦れができて血が滲んでいた

数日経ったらかさぶたができて

そして今までその存在を忘れていて

排水溝に流れていく彼の姿を見て

今思い出したというわけ

かさぶたはいつまでかさぶたなのか

肌にひっついている間がかさぶたで

剥がれたら何者でもなくなるのか

そんなことを考える

あー

ミニオンのシャンプーボトル

もとはメリットのシャンプーのはずだけど

今は何が入ってたっけ

かさぶただったものとメリットだったものが

混ざりあって

流れていった

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