幸せであるということ

知っている。私が幸せであること。幸せはなるものじゃなくて、日々の中に見つけること、気づくことだってことも。私は何度も言ってる。不幸だから死にたいわけじゃない。本当に恵まれていて、優しさと愛に溢れた家庭に生まれ育った。それだけは、私が唯一自信を持って言えること。贅沢。それも知ってる。悪いのは全て私。私が恨んでいるのも、嫌いなのも、ムカつくのも、私だけ。私という個人。私だけが私を追いつめる。責める。死ねって言う。バカだって思うでしょ。でもやめられない。何年も何年も、癖みたいに。私を傷つけ続けないと気が済まない。人に優しくされると、尚更傷つけなくてはならなかった。お前なんかが優しくしてもらって、勘違いするなよ、お前は屑だ。そうやって、自分の立場を再確認させる必要があった。なんのために? わからない。私が勝手にやる。だから私はもしものことがあったときのために、何度でも言っておきたい。

私は幸せだった。

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