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「なんかね~、地球が滅びるってニュースが流れてたの~!www」

「え~?!なにそれぇ!やばフェイクニュース死ぬwww」

「それなwww」

「みんな信じちゃうじゃんww」

「まじそれなwwなんで出してるんだろって感じww」


 朝、通勤時間に駅に行って会社に向かうとき

 こんな声が聞こえた


「3番線ドアが閉まります~ご注意ください」

 電車のアナウンスが流れた時一個だけ席が開いていた

 自分は座ることができた

「ふぅ、」


「ね~楽しみだね!」

「めっちゃ楽しみ~!」

「めっちゃワクワクする~!」

「念願のライブやもん!」

 推しのライブ行く子たちや


「おかあさん!あと何分で着く??」

「あと30分ぐらいだよ笑」

「おばあちゃん家楽しみ!!」

「そうだね~笑」

 ニコニコでおばあちゃん家に向かってる親子や


「、っん」

「どうしたの??」

「眠い笑」

「ここで寝ていいよ」

「ほんと?ありがとう、笑」

「おやすみ」

 電車の中で膝枕をして寝ているカップルなど


 電車の中にはたくさんのいろんな人たちがいた


 そんな中一人で世界が滅びるニュースを探している自分

「絶対嘘やん、笑」

 そう思いながら調べていた



「よっ」

「お、よっ萱人」

「何調べてんの奈央」

「世界が滅びるってニュース」

「えなにそれ」

「さっき高校生が駅で話してたから調べてみようって思って今調べていた所」

「へぇ~俺も調べてみよ」


「あった」

「俺も」

「えぇっとなになに?」



 _________________________________________


 

 

《世界が滅びることが発覚?!》

 科学者の末貞那留氏が発表した「5年後に世界は滅びる」についてインタビューしてきました


 取材班:「末貞氏今日はよろしくお願いします」

 末貞氏:「よろしくお願いします」

 取材班:「”5年後に世界は滅びる”というのはどういうことなのでしょうか?」

 末貞氏:「そのまんまです。5年後に小さい隕石がたくさん降ってきて世界は滅びる。」

 取材班:「小さい隕石なら世界は滅びらないのでは??」

 末貞氏:「いいえ、小さい隕石が雨のように、雪のように降ってきます」

 取材班:「そして世界は滅びると」

 末貞氏:「はい」

 取材班:「どのようなことが原因なのでしょうか??」

 末貞氏:「地球の温暖化の影響ですかね。原因不明なままですが」

 取材班:「温暖化の影響で宇宙にもということですかね?」

 末貞氏:「第一に考えられるのがそれです」

 取材班:「なるほど、ありがとうございました」

 末貞氏:「ありがとうございました。」


___________________________________________


「へぇ~、やば」

「えそれな」

「まあ嘘何かな?」

「え~でもこんなに話題なら世界は滅びるんじゃないの?知らんけど」

「知らんのかい」

「え~まあ今を楽しめよってことじゃない?」

「世界が滅びても滅びらなくても」

「まあそうね」

「人生はいつしか誰しも終わりが来る」

「何歳に終わるか分からない」

『自分たちが楽しんだもん勝ち』

「ハモった笑笑」

「すごい笑笑」

「脳内一緒なんかな?」

「わからん笑笑」


面白い時間が終わり二人で喋っていた


「あ、俺ここだわ~」

「あ、私次の駅~」

「じゃあまたな~!」

「あいよ~!またね~!」

「仕事頑張れよ」

「そっちこそ頑張れ」

「ありがと~」



「おはようございます~」

「あ、おはようございます~」

席に着いた時同じ同期の須田がやってきた

「おは鈴田~」

「あ、おは」

「ねえ知ってる?世界が滅びる話」

「え、まってそんな話題なの?」

「そうだよ~世界中が話題だよ」

「えぇ~初めて知った」

「え知ってたんじゃないの?」

「知ってた」

「なんだよ」



会社中でも話題だったらしい

会社中でもなく世界中で話題だったとか。

萱人に連絡してみよっと


「えぇっと、」

「あった」



________________________________


                       「おつかれ~」

「お、奈央おつ~」

                       「一緒に帰れる??」

「帰れるよ~」

                       「じゃあ8時に駅ね!」

「りょ~かい」

                       「じゃああとでね~」

「はいよ~」


_________________________________


「誰と連絡してんの??」

「うわなんだ須田かよ」

「うわまって彼氏?」

「親友」

「え男で親友ってあるんや」

「そうやで」

「えぇ~やば~」

「お前は早く仕事しろよ!」

「くそ、(小声)」

「聞こえてんぞ~?」

「バレたか、」

「さっさと仕事しろ~」

「はいはい」












「おまたせ~!」

「ごめんよ~こっちも今着いた笑笑」

「仕事伸びた系??笑笑」

「え、一緒笑笑」

「よし帰りますか!」

「ですね~!」

「何で帰る??」

『電車と歩き』

「笑笑」

「笑笑」

「やっぱ一緒だよね??笑笑」

「そうだよね??笑笑」


_______________________________


「イルミネーション綺麗やね~」

「ね~!」

「ねねね萱人」

「ん??」

「世界が滅びるって話」

「あぁあったな~」

「あれ世界中で話題らしいで」

「まって一緒なん?俺も会社で聞いたわ笑笑」

「えぇ、一緒やな笑笑私も会社で聞いた笑!」

「まあ、今後も話題になるんかな?笑」

「意外と楽しみやな」

「それな笑笑」



秘密なんてないよ...笑笑



綺麗な夜空のしたで喋るうちと萱人


私は、誰を好きなんだろうか...?


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