人物紹介 1 王家と公爵家

※あくまで、夏までの物語で紹介されている内容です。この後、明らかになる事実が伏せてある場合もあります。こちらの紹介と物語で相違点が出た場合は、物語が優先されます。

(作者が単純に間違えている場合を除きます)



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《王家》

サスティナブル王国は、デベロップメント大陸の中央にその王都を構え、最大国家である。百年前の「婚約者内戦」によって領土を削られた。その時の混乱で「ハノーバー朝」から、現在のウィスラー朝に変わった。


即位した国王は代々「ジョージ・ロワイヤル」が呼び名となり、本来の名前はロイヤルファミリーの中でも限られたものだけしか知らない。王国の記録としては「ジョージ・ロワイヤル=(幼名)」で記録されていく。

現国王の幼名は、ガバト 豪奢な金髪 オニキスの瞳の持ち主。


正妃 東の隣国 ガバイヤ王国 現国王の長女 ミヒャエル妃

(元の名は ミヒャエル・ガバナス=ワット) 青い髪 青い瞳

 

長女   ガーヒャル 20歳 最初の子して可愛がられる 青い髪・青い瞳

     頭が良く、浪費を好む 

第2王子 ゲヘル 13歳  栗色の髪 オニキスの瞳

     嗜虐趣味 小さい頃から動物の解体が趣味

     頭は悪くないが、ゲールを敵視 血筋にこだわる

     正妃が夏季のバカンス中に作ったダンス教師との不義の子とされており御三家からは皇太子候補から除外視されている。 

  オイジュ君が子分

      


側妃 ロウヒー家の家長の妹 ミントス妃 金髪 水色の瞳 38歳

第1王子 ゲール 18歳 青い髪・鳶色の目(←これ遺伝的に見当たらない)

     ショタ趣味疑惑があり女性に興味を示さないが、権力志向は強いわりに短慮が欠点 家令はカインズ

     ※本来はミガッテが手下になるはずが、結婚しないと聞いてミガッテは第三王子に付いた。

     ※ガーネット家の側妃の娘が婚約者の候補だったが、本人が忌避したため後年、候補から排除。

     

側妃 トライドン家の分家の娘 マリア妃  

第3王子 ゴンドラ 13歳。 父そっくり 青い髪 オニキスの瞳

     頭もそれほど悪くなく「3人で一番マシ」といわれるが短気で言葉が上手く出ない時は腕力に頼る。

     メロディアス狙いだと言われていた。

     配下は、男爵家の「ヤッバイ」と「モレソ」

     ミガッテ君は舎弟 



王弟 アルト・ロワイヤル=ギリアム

 王の兄弟は、上から アルト ビリー チャールズ デイブ エドワード フォルテ という形でABC順の定まった名前がある。兄弟の内、誰かが即位した時から、この名前に変わる


 基本的に、王族に生まれた女性は周辺国家の王族の嫁として押しつける。相手王家がサスティナブル王国の血筋に近づくことで遠い将来の属国化の布石だと考えられている。相手側も目先で言えばサスティナブル王国からの侵略を受けにくくなるメリットがあり歓迎されている。国内貴族への降嫁は慣例としてフォルテッシモ家だけだった。ところが正妃との間にもうけた「ガーヒャル王女」を王が可愛がっており、異例なことに「フォルテッシモ家以外での国内の貴族」であるシュモーラー家の長男へと降嫁させようとしており揉めている最中。


御三家の嫡男は全て、お互いの分家筋と婚約済み(←王からの疑惑が生まれている)




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《公爵家》


御三家は「建国の三賢」と呼ばれた三人の子孫だとされている。それぞれの家には家祖が残した家宝や言い伝えがある模様。




【シュメルガー家】 家紋は「孤高の梟」 領都は「ニコ」


シュメルガー家長 ノーマン・クラヴト=ステンレス

正妻 モティーフィーヌ(モティ)


長女 メリディアーニ(メリッサ)

 知力が高く、予言的な提言をしたことを叶えると、必ずシュメルガー家のためになるという信頼感を持たれている。男子だったら、間違いなく「嫡男」とされていた。

 人間関係もコントロールできる高い能力を持っている。金髪の美形のため怜悧な印象を与え、毒舌を発揮することもあるが、実は恥ずかしがり屋。


筆頭側妃 デュバリー 自身は子どもを産めないが、側妃の管理と乳母役であるがゆえに、モティに次いで、家族に関する影響力を持つ。


側妃・側室4人にそれぞれ男の子が複数いる。長男のみ記す

側妃 マーガレット  アレックス(アレク)  嫡男予定 28歳

側妃 ホワイティエ  ベイクドサム(ベイク) 27歳  

側妃 ナミティエ   チャーリー       22歳

側室 トゥルマティカ ダスティン 王立学園の最優等生として記録に残る。トゥルマティカは東のガバイヤ国の元貴族  

          

家令のジョン 長男 クリフ 次男 ヘングトン

メイド頭 レン


シュメルガー家騎士団 団長であるトヴェルク。


ノーブル・クラヴト=ステンレス

先代当主。ご老公、老公などと呼ばれる。隠居の身であるが、重大な決定事項に関しては相談を受ける。孫に甘いが、冷徹な政治家の一面を持つ。


分家

ハノーバー家 ノーマンの弟 ノーチラス・クラヴト=ステンレス

シュメルガー家の北側の飛び地を納める。ノーチラス自身は男爵であるため実家の爵位を用いている。


長男 ノーパソ・クラヴト=ステンレス 王立学園卒業後5生

次男 ノーヘル・クラヴト=ステンレス 王立学園2年生



【スコット家】  家紋は「剣に絡む蛇」 領都は「ヨコ」


スコット家長 リンデロン・バリア=スナフキン 

法務大臣と外務大臣を兼ねる。

権謀術数を巡らせるプロであり、陥れた相手は100人をくだらないと言われる。その半分は味方だという黒い噂が常につきまとう。暗殺を企てられた数も、数え切れない。


正妻 ハーモニアス

長男 ブラスコッティ(ブラス) メロディーよりも6歳上。

治安上の問題で大陸の西部小領主地域に長期で赴任中。大変有能だが文官的な優秀さである。


次男 カルティアステット(カルテット) メロディーより7歳下


長女 メロディアス(メロディー) 

黒髪の黒い瞳で物静かな性格だが、情報の出し入れでナチュラルに人心を操れる

「真心」「心を込めて」などが口癖。本人も「真心を込めて」人のために働いているが、結果的に人々の行動を誘導できてしまう天性を持つ。


次女 リズラテイラム(リズム)黒髪、黒い瞳だが、姉とは違って、活発な性格。メロディーより2歳下。「ショウ様」の好みを漏れ聞いて、姉ほどに膨らんでないのが密かな悩みだったが、ニビリティア(ニア)が可愛がられているのを知ってホッとしている。


ヘンリー 家令(ただし公爵家には珍しく「家宰」としての権限を持つ。裏工作などを担当するためらしい)


スコット家 メイド長 ベル


スコット家騎士団の総長ムスフス

異民族初の高位貴族家の総騎士団長。黒檀の肌。2メートル近い体躯

中央騎士団長 ヤグレーザー

第一騎士団  ベスレーエフ

第二騎士団  タックルダックル

第三騎士団  ライスバーガー

第四騎士団  ウンチョー




【ガーネット家】 家紋は「羽を広げる大鷲」 領都は「シン」



当主 エルメス・ロード=ギリアス 燃えるような赤髪を頭の後ろで縛る。本人がいたって無造作なため、貴族にあるまじき格好をしているときがある。身体能力がずば抜けて高く、同時に、武人としてのカンのようなものを持っている。普段は脳筋発言をするが知力は高い。


第1夫人 ティーチテリエー(ティー) 黒髪で背の高い脳筋美女

エルメスが一目惚れした。10歳の時に「略奪」してきた分家スジの女性。エルメスが惚れた要因は、薙刀で男達を総なめする姿がカッコ良かったから。

初見で負けたのはエルメスだけだった。

結婚後はエルメスが唯一逆らえない人。アテナの実母

子どもを4人産んだが3人は「病気」で亡くなる。残ったのがアテナだけ。


四女 アテーナイエー(アテナ)ショウよりも1歳下 赤い髪で気の強いボクっ子。性的なことに疎い分だけ、主人公のあれこれを「汚いもの」という認識がなく、なんでもそのまま受け入れたがる。



第2夫人 シュモーラー家の娘   

最初の結婚相手だったが、事情により実家に送り返されている。名前は未出。



側妃 ビフィニーチェ スコット家の分家の娘 金髪、碧眼 

三男 バッカニアーズ(バッカス) 今のところ嫡男

四男 アポローニアーズ(アポロン)

   二人よりも前に産まれた長男メルクリウス 次男ナルキッソスは病死


側妃 メルクリーテス(メル) シュメルガー家の分家の出 

長女 ヴェヌーティアス 病死

次女 ミネルバビスチェ(ミネルバまたはミー) 行き遅れの20歳 第一王子の婚約者候補だった。

   


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御三家についての補足

 この3家は、それぞれの本家だけでも関東地方並の広さの領地を持つ。抱える人口は300万人を優に超える。その上、分家筋や所属する準男爵や騎士爵を合わせると支配領域は九州よりも広くなり、総人口は5百万人近くなる。


 戦力は単独で周辺の小国家(東西南の3国家は別)を遙かに凌駕しており、もはや、それぞれの家が巨大な国家であると言っても良い規模を持つ。しかし、穏やかな人柄の国王が御三家を尊重し、良識ある御三家の当主は王家の存続を是としてきたため関係は良好であった。有能な御三家により極めて穏やかな国家運営がなされ、サスティナブル王国は平和そのもの。


 サスティナブル王国でよく言われている御三家の特徴


経済と政治のシュメルガー家

情報と謀略のスコット家

力のガーネット家




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作者より

侯爵家以下についても、順次公開してまいりますが、作者の製作メモを元にしているため、たまに、中身とズレていることがあります。もしも気になることがございましたら「応援メッセージ」欄を用いて、ご指摘、ご質問ください。

随時更新していきます。便宜上、数日してから第2章の最後に置きます。

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