第13話 まかせろ!
主人が久し振りにそう言った。
私は強がりで人に甘えるのが苦手な点定的な長女性格!
めんどくさい可愛げのない女である。
そんな私が珍しく夫に甘えてみた。それが今の夫に必要なことだと思ったからだ。
この場においてもそんなこじつけをしないと甘えられないことは主人は百も承知である。
それに対しての言葉が「まかせろ」だった。いつも通りの言葉が嬉しくて涙が止まらない…
任せていいんだと嬉しかったわけではない。いつも通りが嬉しかったのだ。
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