第56話 そろそろネタバレの時期
姫花が家に来て1週間が経った、俺と晴彦さんとの姫花を巡る争いは現在小康状態となっている、美和子さんを怒らせると怖いのだよ。
「そうそう今日夜、家族皆で集まって欲しいんだけど良いかな?」
「僕は良いよ」 「俺も良いよ」 「私も!」
小次郎と誠司と永遠はOK
「今日はそれほど業務も立て込んんでいないから定時には戻れるだろう、私も良いよ」
晴彦さんもOKか、美和子さんはまだ産休中なので家に居るし全員OKだな
「大輔君が皆を集めるなんて珍しいわね? 何かあるの?」
「俺についての例の話をそろそろ話していた方が良いと思ってね」
美和子さんが、はっ!として考え込む
「おいおい何の話だい!」
「気になるよな〜」 「うんうん!」
「夜に話すから楽しみにしといて」
美和子さんが、良いのね!って表情でこっちを見つめる、俺は頷く事で同意する、小次郎も気付いたようだ
「じゃあそういう事で、夕飯後に!」
そろそろ晴彦さん達にも俺のタイムリープの件を話しておかないとな
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
夕食を終え皆でリビングに集まる、それぞれ思い思いの状態で寛ぐ中、俺が話し始める
「実は、旧山名家の3人にはまだ話してない事があったんでそれを今から話そうと思ってね」
「おいおい穏やかじゃないな、今まで秘密にしてた事があるって事かい?」
俺は晴彦さんに頷く事で同意する
「僕と永遠にも秘密だったのかい?」
誠司が比較的腹を立てて会話に入ってくる
「話した所で信じて貰えるとは思えなかったんだ、ただ本当の家族になった今なら信じて貰えると思ってね」
「美和子は知っていたんだね?」
「ええ知っているわ」
「小次郎も知っているのかい?」
小次郎は頷く事で同意した
「ふ〜わかったよ、例えどんな荒唐無稽な話でも真剣に聞くので話してくれないか? 誠司と永遠も良いね?」
「わかったよ!」 「わかった」
俺は皆の同意を受けたのち、一呼吸置いてから話し始める
「俺には西暦2023年まで生きて来た記憶が存在するんだと言ったら信じてくれますか?」
「「「?!」」」
突拍子もない話ではあるのだが事実なので仕方ない
「ちょ、ちょっと待ってくれ、冗談では無いんだね!」
俺と美和子さんと小次郎の真剣な表情を見て旧山名家の面々が真剣に考え込む
「そうだね、より正確な話しをしようか、2023年の夏のある日、当時49際の俺は営業の為ここ〇〇市に営業に来ていたんだけど、その日に交通事故にあってね、意識が戻った時自分は1986年中学1年の時にタイムリープしていたんだ」
俺の告白を受け晴彦さん達3人は唖然として言葉を失っていた。
やれやれ信じて貰えるか不安な立ち上がりだな
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