第11話 その作品の☆は本当に評価されているのか

 自主企画ではよく読み合い企画が開催されていますが、実際に読んでいる方の割合はどれほどなのでしょうか。


 読み合いを否定しているわけではないのですが「読む」という作業は意外と時間を要します。


 人が1分間に読める文字数は一般的に400~600文字程度。間を取って500文字としても、ひとつの短編(1万文字)を読み切るのに単純計算で20分かかります。

 

 自分が「読みたい」と思ったのであれば20分ぐらい大したことではありませんが、読み合い企画で参加した作品内に、自分が読みたいと思う作品があるとは限りません。正直読み合いを敬遠する書き手は多いのではないでしょうか。

 

 流し読みでもPVにはちゃんとカウントされますし、極端な話、☆と応援だけしてブラウザを閉じても記録上は「読んだ」ことになります。

 

 そういう意味では、☆が多いからその作品が必ずしも面白いとは言えないわけです。


 この創作論では☆やPVをどう増やすかについて言及してきましたが、目に見える数字がすべてではないことを頭の片隅に入れておいたほうがいいと思います。

 

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