第11話「生きよう」

交差する言論と揶揄

人は命に立ち、今生を行く

その生きて死ぬまでの航路に

優しさを持ちえ

慈しみを携え

愛を訴え

尊き、道を行く


我らは一概に

生きて終わりではない

分かたれても寄り添える心がある


途方もなく人は

命には純真で

だから喜怒哀楽という

感情を持ち得

また一喜一憂とする


誰から見ても

一人一人の間には

言葉だけでは知りえない

深淵があり

その奥深さに人は涙して

時に愛まで呼び覚ます


私たちはこれから

幾多の人々の中で

削れ、流され

形成され、形を成していく


それが例え不格好でも

生きた時間は確かなあなたの証だ

失敗したって

明日は来る

成功したら

笑えて嬉しくて喜べて


そういった

数々の日々を超えて

生きたんだと

生きて来たんだなと

振り返るたびに

どこかほろ甘い

余韻が漂い


また生きようと

また勇気を持つ


私もあなたも

この瞬間の出会いが

ただの小規模でめっそうな事だとしても

人生の一部だったことに違いはない


だから生きよう

生きて生きて

また日々を連ねて

良かったと誇れる

そんな日まで

駆け寄ろう


それじゃ、もう大丈夫かな

あなたはこれかも生きるんだよ


それが命という名のライフなんだ。

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