一日
鵼代
一日
朝が来る 痛いほどの光を連れて
そこかしこに 突き刺してくる
昼になる 凍えることも許さないほど
うるさい熱を 押し付けてくる
夕焼けは 太陽の最後の抵抗
未練がましく 空を塗りつぶす
夜が降ってくる
何も否定せず受け入れる夜が
すべてのものに降ってくる
そしてきっと朝が来る
朝よ来るなと祈る人にも
夜よ終われと呪う人にも
等しく朝はやって来る
空気を読まずにやって来る
それはいいこと?悪いこと?
どこにいればいいだろう
いつ目を覚ませばいいだろう
ぼくには夜だけあればいい
そうしてきっと朝に遭う
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