第152話 言語
「中国語の場所によって言葉が微妙が違うのはやめてほしいな。習得に苦労する」
「北京語が主でしょ。香港とかマカオは広東語を使うみたいだけど」
冬休みが終わって、大学生活の再会。ボードに行った以外は特に何もしなかった冬休みだったな。
運動能力の数値にモノを言わせて、初心者レベルはすぐに脱却。中々楽しめたと思う。やっぱりスキルがなくてもある程度出来るな。将棋とかと一緒だ。
運動能力の数値を100にしたらどうなるんだろうな? 普通に走るだけでボルト超えとかあるんだろうか? 流石にそれは無理かな? 限界が知りたい。学力はスキルと合わせたら出来ない事がほぼなさそうなんだよね。
まあ、もっとドヤりたい時はスキルを取って俺のツエーするけど、趣味レベルならこれでオッケーでしょ。毎年行きたいなって思うぐらいには楽しめた。
で、今度はスキルを取らずに言語を習得しようと頑張ってる。まあ、暇潰しみたいなもんかな。
俺達ルトゥールのチャンネル登録をしてくれてる人は、日本が一番多いけど、海外の人も登録してくれている。
そういう人達の共いつか交流したいなって事で、時間がある時に色んな言語を習得しようと思った訳だ。
英語は高校生の段階でネイティブレベルに話せてた。読み書きも文句ないし、次は中国語に手を出した訳だ。
「あれかな? 関西弁とかそういう風に分かれてる感じ」
「ちょっと違うんじゃないかしら?」
「なになにー?」
宇良さんに言語習得を頑張ってるんだよって説明する。最近は大学にも慣れてきたのか、講義も結構余裕そうな宇良さん。やっぱり現役合格するだけあって、素のスペックがたけぇ。投資関連も物覚えが良いし。
「でも九州の人とか、極まってる人って本気で何を言ってるか分からないよねー」
「確かに。中国も広いしそういう事かな」
「そうなのかしら?」
そういう事にしよう。ちゃんと勉強したら理由も分かるんだろうけど、そこまで気にする事でもない。覚えれたらいいんだ。
狭い日本でさえ、標準語とか関西弁とか津軽弁とか色々あるんだからさ。きっと方言的なサムシングだよ。
「私は英語で会話出来たら充分かなぁ」
「まあ、そうだな。英語を抑えておけば大抵なんとかなる」
「二人って本当に凄いよねぇ。中国語以外にも覚えるの?」
「うん。ロシア語とかイタリア語とかドイツ語とか。覚えれるだけ覚えようかと」
「使える言語が増えるのって案外楽しいしね」
「うへぇ。私には無理だなー。ごっちゃになって、一個前に覚えた言語とか忘れちゃいそう。それか、言語が混ざったり」
あー、それはあるかもな。そのうちなんか変な造語とか作っちゃいそう。日本人ってそういうの好きだし。ルー大柴的な。
まあ、俺達には学力チートがあるから。その辺はなんとかなるでしょ。スキルを取るって手もあるしね。いや、お金がもったいないから自力で頑張ろうとは思うけど。
それに配信でドヤれるよね。当たり前のように英語とか他国の言葉で喋ってたらカッコよくない?
回帰前に見てた純ジャパのライアンさんとか、カッコいいなーと思って見てたもん。
今回の人生では俺達が言われる側になりたい。そういう俗物的な事もしっかり考えて頑張ってますよ。
なんたって俺達の目標はチヤホヤされる事だからな。
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