第12話  今思えば罠だった

朝、子供を幼稚園に送ってから

迎えに行くまで

パートで新規事業の宣伝、営業をしていた。


私には時間がない


短い時間を一生懸命働いた。


「社員にならないか」

有難いことに、とても良い条件で声を掛けて頂いた。


夫に「せっかくのチャンスだから、挑戦したい」と伝えたところ


「家事は手伝わないよ」

「無理なんじゃない」

「お世辞を鵜呑みにしない方がいい」

「オレは反対」


その日から夫はうるさくなった。


「洗濯物たためよ」

「もっと早くご飯作れないの」

「片付けろよ」


ハイハイ

働くな!ってことね。

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