青空を汚した
「あんた 犬のうんこ踏んだよ」
振り向くと、
見知らぬおばあさんがいた。
私が戸惑ってると、
「だから 犬のうんこ踏んだよ」
とまた言った。
私は履いてたスニーカーの、
靴底を見た。
泥のような茶色い物がついていた。
私はお礼を言い、
雨上がりだったから水たまりで、
靴底をゆすいだ。
雨上がりの青い空が、
水たまりに映っていたのに、
私の靴底が、
それを汚してしまったんだよ。
私の汚れた靴底が。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます