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「ねぇ、そこの可愛い子、一緒に行こうよ」
「???」
私は小さい頃、
誘拐されたことがあった
といっても、まだ小学生のはじめの頃
散歩していたときに誘拐された
まあ、誘拐された時は
夏休みで、夏休みの中盤だから
親には心配されなかった
誘拐されたとき
「ちょっと〜!何、子供連れてきてるのよ!」
「まあ、いい。上行く。」
「あとで麦茶持っていくわね!」
「???」
男性の彼女さんかと思われる人がいた。
子供を連れてきて何が楽しいのか。
私にはわからなかった。
部屋の中に入ると
「??だあれ?」
私と同い年の子と思われる男の子がいた
血だらけだった。
私はそれが恐怖でしかなく、
とっても怖かった
絶対この男性の子ではない。
そう確信してから自分とその男の子が脱出できる道を探していた
「ねぇ、きみはなにをされたの、?」
「、、たたかれた、」
「いたかったね、いっしょにでよう、!」
「、、!」
「このまどからいっしょにとびおりるよ?」
「、、うん!」
「ねぇ、おじさん?」
「なんだ?」
「このへやのまどととびらあけてもいい?」
「あついもんな。この部屋冷房がないよな、買うか。おい!」
おじさんが窓を開けたあとに、彼女さんがいる下の方に降りて行った
「よし、いくよ」
「うん、」
「にもつはすてて」
「わかった」
「てつないで、」
「うん」
「いくよ、」
「こわいよ、、」
「だいじょうぶ、たたかれるよりこわくない」
「、、っんう」
「せーの、」
「、いった、」
「とりあえずはしるよ!!」
「わかった、、!」
ドダドダドダドダ
「え、何あの子、血だらけの子連れて走ってるよ」
「いやいや怖すぎ、傷だらけで、女の子のほう、手首真っ赤だし、」
「やば、」
私とその男の子は、あの恐怖の家から走って走って
走って
自分の家まで行った
「ここまでこればあんしんだよ!」
「ほんとに、?」
「そうだ!うちくる~?」
「、、いく、」
「よし、いこ」
「おいどこだぁ!?!」
さっきの男性がここまで走ってきた
「やばい、はやくいえはいって、!」
「きみも、!」
「え、」
「こっちかぁ?!」
「おいどこだよ!?ここじゃねぇのかよ?!!」
そう叫びながら叫び声が遠くなってくのを確認した
「ちょっとぉ!どうしたのその子!」
「わたしがゆうかいされたときにそこにいたこ。ちだらけだったから」
「シャワー浴びておいで!!あとで傷口も直してあげるから!」
「、、?」
「しゃわーはこっちだよ」
「うん、?」
男の子は多分何年もの監禁され続けていたのだろう...
ひらがなばかりだった
漢字もわからずってかんじ
それからその男の子は交番に届けられ
監禁していた男性も逮捕された。
実は彼女さんもその男性が監禁していることは知っていた。
でも私を誘拐していたことは知らなかったと
当時のニュース番組は報じていた
その男の子は今も元気だとか_
その後
私はうつ病と男性恐怖症を併発してしまった____
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