Witch's Experiment Diary
きりえ
1日目
「いいかい、リア。魔女は人間から恐れられる存在なんだよ。だから不用意に人間に近づいてはいけないよ。」
おばあさまはそう言いました。だからおばあさまの言いつけを守って人間には近づかないように生きてきました。そうすればずっと平和な日々を送れると、そう信じていましたから。
だからまさか、人間が魔女狩りに攻めてくるなんて想像もしていなかったのです。人間の言うことは魔女は忌むべき存在だとか、有害な存在だとか、だから死すべきだとかそんな身勝手なことばかりでした。わたしからしたらあなた達の方がずっと恐ろしい存在なのに。
そして、おばあさまは死んでしまった。いえ、殺されてしまったのです。他でもない、人間の手によって。
おばあさまの居ない今、わたしはどうしたらいいのでしょうか。わたしにはひとりぼっちで生きていくことなんて耐えられません。だからわたしは、わたしを殺す魔法の研究を始めたのです。
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