第6話 五色の龍

『理天』界に繋がる神社にアクセスし、

『龍神強化』を覚えた後、

ユウジは龍穴(りゅうけつ)へと

向かっていた。


にぃに

「ユウジの魂レベル(魂の波動)は、

まぁまぁ、高いよ。

君には‘未来予知’の能力がある。

君が出会って来た人の中でも、

‘龍になり切れない人’はたくさんいた。

君は、‘龍の力’を見事に宿せたんだ。」


ユウジ「総頭領が言ってたな。」


(回想)

総頭領「もう、龍だけの時代ではない。

‘鳳凰+龍’の時代。

そしてまさに、2024年は足して

‘8’。

‘8’は龍を意味する。」


ユウジ「ってな。」


にぃに

「アズサも‘麒麟’を見物しに、

住吉に向かったよ。

ユウジ、守護龍は、‘雷毅(ライキ)’

なんだけど、実は黒龍が霊力的には最後のボスになる。

君には、‘雷毅(ライキ)’意外に、すでに

3匹の龍が付いている。

それだけ君は‘魅力’を持っている。

魂の操縦者として言うよ。

‘自信’を持って!

黒龍も君に期待しているさ。

最後の龍だしね。」 


白龍の仙樹(センジュ)

「そなたを遥か昔から見ていた。

アルデバランの‘虹の龍’から

派生した。

それがわしじゃ。」


赤龍の豪炎(ゴウエン)

「わいや。お前が愛知に行った頃から

見守ってたで。

お前、頑張ってたもんな。

あの大手事務所で世界を平和に

導くって必死やったもんな。」


青龍の流布(ルフ)

「豪炎(ゴウエン)ったら(笑)

猫のようにユウジに甘えて。


私も途中から、ユウジを

見てたわ。

入退院の繰り返しで、

不治のや病とも戦ってたわね。


私が調和しないとって

ほっとけなくて(笑)」


ちなみに、

雷毅(ライキ)は、

ユウジと同じで、男性性の

強い龍である。


さぁ、ラストは、

黒龍(雲海【ウンカイ】)だ。


龍穴の郷(さと)に

現れる、

巨大な黒龍。


ざわざわと、

物質化される。


雲海(ウンカイ)「何故、それだけの龍に支持されるか、他の人間とは違うお前に興味を持った。

近頃は、龍以外にも幻と呼ばれる麒麟(キリン)やら

鳳凰(ホウオウ)、ナマズなどが人間を守護している事が明るみになる時代に入った。


俺は、お前に興味がある。


お前に力を宿そう。」


‘五色龍’が完結した。


雲海(ウンカイ)

「人間達よ、何が本物で何が偽物かを見極めよ。冥界の力を宿すなよ、ユウジ。

戦え、葛藤しろ。

‘あの頃を思い出せ’。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る