第5話 理天

ユウジは夢を見ていた。。


••「わしじゃよ、わし」••


ユウジ「あなたは、、」


謎の声「祈祷師ヘレンじゃ。」


祈祷師ヘレン、彼は、

ユウジが芸能界を目指した時、

ユウジの母親が頼み込んで出会わせた

祈祷を行う老人だった。

今は他界している。


尚、アズサ言わく、

前世はユウジの修行者だった頃の

師匠。

兄弟子や姉弟子と修行をしていた。


ヘレン「わしは死んでいる。

この時を待っていた。

お前はわしを頼り、芸能界という

壁を越えようとしていた。

そしてわしは、‘翡翠’の数珠と共に、

観音力や七福神のパワー、

そして何らかの‘壁’を越える力を

与えた。

アズサ、彼女は、お前と

出会うべき魂の友の一人。


彼女こそ‘理天’出身の魂じゃ。」


理天、それは、最終的な天国であり、

15次元の場所。

宇宙においての故郷。


地獄道(じごく)・餓鬼道(がき)・畜生道(ちくしょう)・修羅(阿修羅)道(しゅら)・人道(人間)・天道など仏教で言う六道を解脱した魂達が行く場所‥。


ユウジは昔探していた、

‘理天’を。


アズサ「私は神様とアクセスできるわ。

そして‘理天’とも。

綺麗な桃の生えた木々や、ライオンがあくびをしている平和な場所よ。」

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