第5話 父親トシ
エデンに戻る2人。
ユウジ「この世界に
俺はいるのか!?」
アズサ「パラレルの
ユウジね。いてる。
‘先導師’をしてるの。
名前は公開されてないわ。」
ユウジ
「‘先導師’!?」
アズサ
「そう、‘先道師’、
神に仕えるお仕事よ。
日本的な存在。
名前は明かしていないみたい。」
ガイドとの会話を
ユウジに告げる。
ユウジ
「アズサはいてるのか!?」
アズサ
「そうね、
‘杏(アン)’という名前で
ヒーリング歌手をしている。
お兄ちゃん(ユウジ)とは、
近所の幼馴染で好意を
寄せていたみたい。
私も、昔歌手を目指していたけど、
呼吸困難で倒れて‥。」
ユウジ
「そうか、6次元って
どういう世界なんだ。」
アズサ
「6次元のエデンには
国境がないの。
みんな神の存在を
把握していて平等に生きているわ。
5次元を越えて6次元以降になると
距離が生まれるわ。
離れていても‘愛’を確認できる
絆があって‥。」
ユウジ
「黄色い夕日。。
昔、俺も見たんだ。夢で。。」
アズサ
「お兄ちゃんや私には天界での
姿があって、天界での
私達をまとめるリーダーより
さらに上の本リーダーが、
お兄ちゃんに指令として
見せたみたい。
いずれ私達の地球と
この世界は、繋がる。
天皇の存在も
いらなければ淘汰されるぐらい
次元の高い世界なの。
今は、天皇陛下は、
世界の平和を祈る地球の
中心的存在だけど、
未来予定されている地球は
8次元、つまり無限であり、
‘宇宙’よ。
銀河も統一される。
天界での私達の名前は、
‘メナエル’と‘ムマニエル’。」
ユウジ
「そっか。父さんは
何をしているのかな。」
過去、ユウジを
数奇な運命に導いた
父親のトシは、
地球では、自営業を
養っている。
アズサ
「トシさんは、
出身がクラリオンね。
『ソウルダスト(人類史の本)』
で勉強した。
この世界(エデン)では
牧師をやっているわ。」
ユウジ
「父さんには
昔から神性が宿っていると
感じていた。
反抗期の頃、
棚のガラスを割って
家を出て、戻って来たら、
一切怒らずに、
ガラスの破片を掃除していた
背中姿には感動した。」
アズサ
「トシさんは、
あなたとツインソウルよ。
魂の片割れ的存在。
(※片割れという表現では、
本来はない。)
でも、エデンでは親子ではないわ。」
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