第30話 今のままでは面白くない

 まだ書き始めていないのに30話ですってよ。まだまだ始められません。


 メモだけでもう1万字に。しかも細部がまるで決まっておらず、今後増えるであろう余地を大きく残していてこの数字。またも大長編になる予感しかしません。

 まあ第一部完で中締めしたらいいんですけども。


 それにしてもこれ、面白くなるでしょうか。今のところはぜんぜん。片鱗を見せてすらくれません。


 こうして書いているおれごんさえ面白みを見出せていない始末。現状では『じわじわくる期待感』くらいでしょうか。

 でもそれだとダメなんですよね、ひざをパチーンと打つくらいでないと。せめて現時点でも大傑作の予感、くらいは備えてくれていないと。


 たぶんまた500時間とか1000時間とかかけるんでしょうから、始めるのなら『これならいける!』くらいの手応えがないと。そうなんですよ、実績が伴わずとも、最低限書く本人だけでもそう確信できる程度には。


 ロボの面白さってなんでしょう。

 戦争の中できらめく生命?

 貫く信念?

 勇気?

 ロボのかっこよさ?

 撃破した爽快感?

 合体?


 書き進められません。この作品特有の面白さだけでも明らかにならないと。せめておれごんだけでもそれを感じていないと。今のままではダメ。


 まあでも、これまでもそうでしたよね。同じでした。いつもいつでも、ああでもないこうでもないと悶々もんもん。

 なんならひと月でもふた月でも悩んだらいいんじゃないですか? 好きなだけ苦しんだらいい。

 夏がきて、秋になってもいい。これから半年の間に閃いたらいいんです。ここで何度も言うように、なんなら来年でもいい。2024年は最悪作品ゼロでもいいんです。最終的に完成させられれば。書き続けてさえいれば。大長編なんですから。だってざっと書き表したのが1万字なら10万字に収まるはずがないんです。


 大枠は整ったんです。テーマはおよそ。あとは面白くなる自信を。ロボットのギミックを。感動を。熱いキャラクターを。

 いつもならスイスイなのに今回はどうにも難産ですよ。

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