コラボ配信!
「こんカロナ~! いつかお嬢様になりたい系B-Caster、
”お、始まった! こんカロナー!”
”初コラボ配信きた!”
”あれ、いつもの部屋じゃないね”
「おほほほ! 早速気が付かれたカロナイト様がいらっしゃいますわね。そう、本日は、ダンジョンブレイバーの皆さまのホームへお邪魔していますわー!」
と、ここでカメラがダンジョンブレイバーの3人を映す。場所は、打ち合わせも行ったギルド応接室風のホームだ。
「ダンジョンブレイバーのヤマトだ。今日は依頼を受けてくれてありがとう」
「いえいえ。教導を求められれば応えるのもお嬢様の務めなのですわ」
カメラの前、がしっと握手するヤマトとカロナ。
「と、いうわけで今日はダンジョンブレイバーの皆様に、私がデイリー周回でもやっていたお優雅な紳士淑女のスポーツ、『スライムゴルフ』の極意について伝授する――そういうコラボですの!」
「ああ。今日の俺達はカロナ嬢の生徒というわけだな。よろしく頼む!」
「うふふ、お任せあれ。皆さまを紳士淑女にして差し上げますわ!」
その発言にダンジョンブレイバーの残り2人、ユウタとサクラが「うん?」「淑女……?」と首を傾げた。
「まぁ実際上級者となれば弓矢や魔法をケチらないでガンガン使っていくものですが、私達はまだまだそのあたりケチッて……もとい、お節約しないといけませんわ! そのために、お安い遠距離攻撃は覚えておいて損がないのですわ!」
”お節約ってwww”
”おお! 有料級のハウツーの予感!”
「……実際、あのドラゴンも遠距離攻撃をケチらずしっかりできていればなぁ」
「あのボスは本当に私と相性良き良過ぎでしたわね。でもそれまでにしっかり削っていただけていたから私がトドメさせたのですわ」
”良き良過ぎて。語呂がいいな”
”あー。赤の洞窟のやつな。アーカイブでみた”
カロナとの出会い――ほぼすれ違って一言交わしただけのダンジョンボスを思い出し、ヤマトは遠い目になった。
「それでは早速、適当にスライムの出るダンジョンに行きますわよー!」
「ああ。ミコトさん、おススメのクエストを出してくれ!」
「はいヤマト様。こちらなどいかがでしょうか?」
と、AI受付嬢のミコトが、スライムの出てくるダンジョンを提示する。
スライムが出てくる、簡単なダンジョンだ。
「ではカロナ臨時教官。ダンジョンブレイバーの皆様に教導をお願いします」
「ええ、任せてくださいましミコト様。それでは行ってきますわぁー!」
と、カロナとダンジョンブレイバーの3人はダンジョンへと向かった。
特に危険のない、初心者向けといっていいダンジョン。『スライムの滝』へ――
―――――――――――――――――――
(ちょっと別小説の締め切りがオーバーランでしてよー!!
編集さんごめんなさい、色々やべぇですわーーー!!! 皆様にも更新スローペース申し訳ないこと山の如しですわぁああーーーー!)
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