第18話 思い出の1ページ④

「はい、そうです」

「よかったです。会えて!僕、光島みつしまっていいます。昴さんのバイト先の後輩です」



そう言って、光島さんは笑った。



「どうも……」



俺は、軽く会釈をする。



「病院行った方がいいって、先輩と昴さんに言ってたんですよ」

「病院ですか?」

「はい!バイトリーダーと店長の嫌がらせが酷かったんです。昴さんにたいして……」

「そうだったんですか」



驚いた俺は、光島さんの顔を凝視していた。



「あれ、知らなかったんですか?」



光島さんは、不思議そうに俺を見つめながら言う。

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