卑弥呼は死なず 歴史✕ミステリー

鷹山トシキ

第1話 卑弥呼の蝶とコンビニの謎

 ある晩、田舎町のコンビニで起こった不可解な事件。コンビニ店員の小泉凶子が拉致されたとの報告が寄せられた。


 凶子の姿を最後に目撃したのは、コンビニの近くを散歩していたという老婦人・卑弥呼だった。卑弥呼は地元の人々からはちょっと変わり者として知られており、彼女の証言はしばしば信じられないものとされていた。


 主人公である探偵・にらは、卑弥呼の証言を頼りに事件の真相を解明すべく動き出す。卑弥呼は、凶子が拉致される瞬間にウヒヒヒという奇妙な笑い声を聞いたと証言した。さらに、彼女は事件の前に蝶が舞っていたことや、最近拉致事件が多発していることも話した。


 韮は、拉致事件と蝶、そして奇妙な笑い声の関連性を探るべく、卑弥呼の言葉を裏付ける証拠を探し始める。コンビニ周辺に多く生息する特殊な蝶の研究や、ウヒヒヒという笑い声を発する人物の情報収集を行いながら、事件の鍵を握る可能性を探っていく。


 そして、韮はついにウヒヒヒを発する人物を特定し、彼の元にたどり着く。ここからは、韮と犯人の間で心理戦となり、驚くべき真実が明らかにされていく。

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