フィナーレ(5)/大逆転
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―― 黄金時間 ――
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世界の時間が停止している。
降り注いでいた雨は音も立てずに止まり、流れる川の音も全てが止まる。
静寂の世界。
光だけが僅かに瞬いて、煌めく金の光のように流れていく。
今のクロックにはこれが何なのか理解している。
これは世界の時間だ。
”時は金なり”
金とは誰もが認めた貴重なもの、誰もが憧れる魔力が宿っている、その煌めきは誰もが眩しく魅了されるもの。
人が、世界が、認めた価値あるもの。
――黄金時代。
――黄金の術。
――黄金比。
――黄金の膚。
――黄金律。
人々は価値あるものを黄金に例えて、眩しく忘れがたい永遠に名付けた。
そう。
例え雨が降り、太陽の見えない日であったとしても素晴らしく、晴れ渡り穏やかな日だったと語れるほどに。
停まった世界の中をクロックが走る。
黄金色に煌めく、黄金城の屋根を水晶の靴が駆け抜ける。
時計眼帯・右目の数字は【4】を指している。
今は懐に仕舞っているスマホと連携、時計眼帯にしている時間停止中のタイムカウント。
そして同時に頭の中に浮かべる、端末に記載された情報。
【ミダス王の逸話について】
・ミダス王は手で触れたものを黄金に変えてしまう
・黄金に変わるものは物体であり、食べ物も飲み物も建造物も区別がない
・自分の娘まで黄金に変えてしまった
・呪いを解くのに使ったのは川に浸かって力を与えた神に許されたこと
・マイナーだが、ミダス王は王様の耳はロバの耳と同一人物
・ロバの耳だから耳が良い、かも?
クロックの信頼する<
その中で二つほど気になる、付け入るべき隙があった。
・ミダス王の黄金は自分でも解除出来ない
・ミダス王は自分を黄金にすることは出来ない
この情報にクロックは勝機を見出した。
踏み出す。
――
空へと、虚空に舞う雨粒を踏み台に跳躍する。
「
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――
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アウルマクスが手を振るう。
手に打たれた雨粒が金の散弾となって前方を貫く。
だが、クロックはいない。
アウルマクスの頭上、雨粒を引き裂くような空白の軌跡を描いて、出現したクロックの姿を。
「カット!」
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―― 黄金時間 ――
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上空で停止する。
雨が止まる、空気が止まる、上昇が止まる。
跳躍した姿勢から手を振り上げて、クロックは瞬き程度に存在する”天井”を押して落下した。
時間停止中ならば、クロックは上下左右全ての角度に自分で落ちる方角を変更出来る。
――
両手を着いて、着地。
アウルマクスのすぐ側に。
一回転、へばりつく金の表面を指先で削り取りながら周囲の空気の固定を解除。
二転目にて足を出して、アウルマクスの足首を刈った。
「
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「!?」
アウルマクスの身体が跳ね上がった。
なしたのは足元に出現したクロック。
すでにコマのように回転している姿が、コマ飛ばしのように現れている。
しかし、アウルマクスの身体が縦に回転する。
足首を刈られた勢いに逆らわず、バク転のように跳んで威力を軽減し。
「
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―― 黄金時間 ――
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アウルマクスが着地する直前に停止。
クロックは立ち上がる勢いを、歩法に
それを持って繰り出された太極拳の打撃がアウルマクスの巨体を揺らした。
触れて解除され――吹き飛ぶ前に解除されていない空気にぶつかって停止する。
「ごぉ!?」
時間停止中に与える打撃、吹き飛ばす攻撃は全て壁と挟んだものに等しく、衝撃を逃がす事は出来ない。
「
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アウルマクスの身体が横に吹き飛ぶ。
体当たりの姿勢に映るクロックが出現する。
「カット!」
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―― 黄金時間 ――
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アウルマクスが数十センチ吹き飛んだ時点で時間を停止。
クロックは突き出した打撃姿勢から、差し出した足の虚実を入れ替え、ねじり込むように半身を滑らせる。
馬歩靠と呼ばれる歩法から、撞勁を駆使した体当たり。
すなわち――
「
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アウルマクスの身体が三度横に吹き飛ぶ。
「
――時間が止まる。
再び同じ手順で吹き飛ばす。
――時間が動く。
「
――時間が止まる。
再び同じ手順で吹き飛ばす。
繰り返す。
時間を止める、再生する。
繰り返す。
時間を止める、再生する。
コマ飛びの再生画像を何度も繰り返す。
「カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット」カット!!!!」
映像で見ているものはわけがわからないだろう。
まったく同じ光景が、まったく同じように位置だけを変えて映し出されている。
現実とは思えない光景。
・――え、なに?
・――なになにこれ?
・――こんなところで映像加工?
・――でたぁ! クロックのキモい動きだ!
だが、これこそがクロックの動き。
超速ヒーローと呼ばれたクロックが、戦いの場にて披露するコマ送りの動き。
クロックの動きは誰にも捉えられない。
目にも止まらぬの速度で動いたと思ったら、違う場所にほぼ同時に現れる。
瞬間移動かと思ったら普通に動いている。
攻撃を受けたと思ったら、襲撃者の背後から蹴りをいれていた。
銃弾を石ころ一つで打ち落とす。
ワイヤーアクションのように空中を跳び、水面を普通に走り渡る。
単純な高速移動とか、瞬間移動だけだと説明がつかない現象を起こす怪人。
だからこそ、不可視の救世主。
だからこそ、日本最捉のヒーロー。
誰も彼を捉える事は出来ない。
(全力でぶちのめす!!)
クロックの時計眼帯の数字が【27】を刻む。
ミダス王の能力から見つけた弱点は、自分が黄金にできないこと、解除が出来ないこと。
つまり防御は出来ない。防具がないところを殴ればただの生身で、クロックの身体能力でも殴り倒せる。
だから残り時間【33】秒。
動けなくなるまで殴り続ける。
この心臓が止まるまで――!
◆ ◇
「おいおいおい、ウサ」
くたばったはずのヒーローの帰還に、白黒の時計うさぎと呼ばれる女は呆れた。
「よくない流れ、ウサ」
アウルマクスが吹き飛ばされる光景を見ていた。
「ああ……本当に良くない」
手に持っていた傘をくるりと廻す。
逆に、逆さに回し出す。
時計うさぎの足元の水飛沫が渦を巻く、逆さまに廻り出す。
干潮のごとく下がっていた水の量がより勢いを増して戻っていく、溜め込まれていく。
時計うさぎの
その上で今もなお降り注ぐ雨や川の水量から威力は増していく。
次に放つ津波は今度こそ城を消し飛ばし、背後の都市を蹂躙するだろう。
無論、今戦っているアウルマクスも巻き込みかねないが。
「まあいいか」
時計うさぎはためらわない。
自力でなんとかするだろうし、出来なかったら死ぬだけだ。
アウルマクスと時計うさぎは協力者ではあっても、仲間ではないのだから。
「
――
傘をくるりと一回し。
足を跳ね上げて、空を見上げて。
分厚い雲が輝いたのが見えた。
「ウサアアアアアアアアアアアアアッ!?」
時計うさぎが一瞬前までいた位置を落雷が貫く。
遅れて爆ぜた轟音に、水切りのように撥ねて移動。
「なに――さ!?」
それを追撃するように幾重にも落雷が落ちる。
水を蹴り、ジグザグに跳び避けながら上を見上げる。
ふわふわとした小さな雲の上で、金髪の魔法少女が踊っていた。
「カトルカール!!」
「
カトルカールがステッキを振るう。
その軌跡をなぞるように雷が落ちた。
「Play」
時計うさぎが傘を振るう。
迫る雷に間に合うはずもない速度で――間に合って傘が振り抜かれる。
雷が水面から空へと駆け巡った。
「!?」
先程までの光景をそっくりなぞるように駆け巡る雷を、反射的に躱す。
「ボクがいく!
ステッキを放り投げて、カトルカールの目の色がオレンジ色に染まる。
手を叩き、ポケットからこぼれ落ちるのは真っ白な
無数の軌跡を描いて飛来する砂糖菓子の石礫。
ぴょんぴょんと飛び回る時計うさぎの上下左右に迫り。
「
寸前で停止する。
まるで見えない壁にぶつかったように音を立てて進みながら、前進しない。
くるくると螺旋を描きながら廻る小石に、時計うさぎは微笑みながら、指を鳴らす。
「
逆さまに”再生される”。
時計うさぎに迫っていたはずの小石がまったく同じ軌跡を描いて、逆戻りしていく。
「ライ……ッ!」
カトルカールは手を伸ばそうとして、即座に放棄した。
転げ落ちるように雲から落ちて、弾丸のように加速した小石がカトルカールの雲を四散させる。
(ボクの力が通じない?)
物体の軌道を誘導する
(単純な押し返しじゃない、まるでルートがより強固なもので固定されているような)
「ぼくがいくよ!」
カトルカールの目が水色に染まる。
転がり落ちるように廻る少女の足が、水面に着地する。
カトルカールは流れる川に沈まない。
痩せぽっちの
川の上に浮かぶ鳥たちの背を、沈ませずに渡れるほどに。
踏んだ軽石を足場にバネのように跳躍する。
(アクトが捻じ曲げられるなら肉弾で!)
転がり落ちると同時に密かに投げておいた白い石。
時計うさぎの後ろに回り込んだ石に向かって足が引き寄せられる――誘導されて矢のような勢いで時計うさぎへと足が叩きつけられた。
「
はずだった。
そのつま先が、時計うさぎの胸元の前で進まない。
「”その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない”」
今もなおカトルカールは石に向かって加速しているというのに、前に進まない。
「つまり全速力で駆け抜けても前に進むことは出来ない、ウサ」
時計うさぎが回し蹴りを放つ。
とっさに誘導を解除し、カトルカールが自由落下で躱す。
「
落下したカトルカールの身体が飛び上がる。
「!?」「落ちるも進む、ウサ!」
二度目の回し蹴りに、カトルカールが蹴られた。
水面を水切りのように吹き飛んでいく。
「はーははは! お前が一番弱いなぁ!!」
無様に吹き飛ぶ少女の脆さに、うさぎはニヤニヤと嗤った。
ヴィランにとってもっとも恐ろしいのは他のヴィランでも、抗正部隊でもなく、メジャーヒーロー。
それも公認ヒーローだ。
平均童話級の俳優に加えて、専門の知識教育、万全のバックアップ、誰一人例外のない打撃神話を踏まえた体術の練度。
そしてなによりも折れない善性。
世界に従い、今も崩れそうな世界を守るという守護者たちと比べて、我欲を満たすだけのヴィランたちがどれだけ気楽で脆いことか。
「けれど、どんだけ挑んでも子どもは子ども」
懐中時計を廻す。
グルグルと手を廻す、傘を廻す、時間が巻き戻る。
時計うさぎの後ろで、水面が加工し、瓦礫が浮かび上がり、積み上がっていく。
一つの巨大なビル。
最初の津波で崩れ落ちたビルが、積み上げられていく。
また再び崩されるために。
時計うさぎがぴょんと跳び上がる。
かつて少女に抱えられて川を飛び越えた貴婦人のような華麗な動きで空を舞い上がり。
「お前はアリスになれない」
金髪の少女に向かって、死刑を命じた。
轟音。
怒涛の音を立てて、一面が崩れ去る。
飲み込まれる。
「また一人、金髪の少女が死んだウサ」
一人の少女の死に、時計うさぎは懐中時計の蓋をパチリと閉じた。
そして、勝ち誇るように空を見上げて――赤い瞳を見開いた。
「なっ」
それは二度目の光景。
ありえないはずの光景。
カトルカールが空を飛んでいる。
雲ではなく、その片手に握られたのは”デッキブラシ”。
何の変哲もないどこかの建物から流れたのか市販品のブラシに、ぶら下がりながら空を飛んでいる。
「馬鹿な」
なんでブラシ?
魔女ならば箒じゃないか。
しかし、時計うさぎは知らなかった。
この国の魔女は箒で飛ぶが、デッキブラシでも飛べる。
誰もが育ち、愛されて育つ子どもたちはそれを知っている。
「
「無駄だ。お前の攻撃は届かない!」
亀とアキレスのパラドックス。
亀が動き続ける限り、アキレスがどれほど早くてもその場に追いつけないパラドックス。
ならば、うさぎと亀であろうとも同じこと。
赤の女王の仮説が時計うさぎを守る。
常に後ろへと進ませる白い女に追いつくことは出来ない。
出来るのはあのチェスにて進む世界一の少女のみ。
グレーテルはアリスではない。
「”脅威よ、去れ”」
そんな少女が放つ赤い稲妻が、白い女の身体を貫いた。
新版されたヘンゼルとグレーテルにおいて、グレーテルは魔法使いである。
お菓子の家の魔女から魔法を習い憶えた。
魔法を学べば覚えることが出来た少女。
だから世界一有名な魔法だって覚えることが出来る。
無限に成長する可能性を持つ魔法少女である。
◆
【35】
アウルマクスを殴る。
【37】
アウルマクスを殴る。
【39】
アウルマクスを殴る。
【41】
アウルマクスを殴る。
【43】
時間が進む。
カウントが進む。
【46】
手を動かせ。
足を動かせ。
【49】
脳が止まりそうになる。
心臓が痛い。
身体中から火を噴いたように熱い。
【51】
アウルマクスを殴り続ける。
一呼吸の余裕すらも与えない、与えられない。
一撃でも反撃を許せば押し返される。相手は格上の、伝説だ。
【53】
「カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ」カ!!!」
残像が連なり、虹のように暴力を表現する。
途切れることのない火花のように偽鍮王を打ち付ける一撃一撃が、空気摩擦で火を放つ。
解除が間に合わない空気に、両手のコスチュームが千切れて、血が混じる。
飛び散る血が、アウルマクスの身体に触れて、金の砂礫となって散る。
それはまるで全身に纏う金箔を削り飛ばす王子のようで。
誰もが、画面を見る誰もが必死に声を上げていた。
・――倒せ!
・――イケ!
・――クロック
・――いけえ!
・――クロック!
・――頼む!!
・――くろっく!
・――クロック
・――クロック
・――クロック
・――クロック
・――クロック
・――クロック
・――クロック!!
【57】
だからこの一瞬で押し切る!
【58】
空を滞空するアウルマクスへと踏み出す。
【59】
殴りつけて、殴りつけて、死ぬほどぶちのめした金ピカの王様に。
【60】
「らぁああああああああ!!」
その心臓へ握りしめた拳をぶち込んだ!
”
時間停止中だからこそ出来る心臓への直接強打。
クロックの対生物における禁じ手。
命を奪う拳。
【61】
「これで」
脳が停まる。
心臓が停まる。
目の前が真っ暗に、身体から力が抜けて。
「こういうことか」
――――――――――――
世界が煌めいた。
世界が黄金に変化する。
「は?」
時間停止は解除されている。
はずなのに、時間が、見える景色全てが止まっている。
黄金色に染まって停止している。
【62】
カウントは進んでいる。
なのに。
「これが世界か」
止まったはずの世界に、奴は立っていた。
ズタボロで、仮面もひび割れて、口からは血を流し、その立派な肩当ても千切れながらも、二本の足で立っている。
そして止めたはずの心臓があるはずの胸は、いや、その身体の半身が金属へと変わりつつある。
「なるほど、美しいな」
時の停まった世界で、クロックとアウルマクスだけが立っている。
黄金の世界で、二人だけが対峙している。
「お、まえは」
「時は金なり。幸福の王子よ、お前が時という拘束具から振り切れるのならば」
アウルマクスが手を掲げる。
ぐにゃりと金色に染まった空間が押し曲げられる。
「ミダス王である私が、時間を
無茶苦茶だ。
時は金なり、という言葉一つだけで。
幻想一つだけで、この男は、時間を本当に金へと変えてしまったということになる。
「名乗るなら、”
クククとアウルマクスが笑う。
「世界は俺の
誰もいない、目の前のクロック以外には何一つ見ていない、見ることの出来ない世界で笑う。
「世界は俺の黄金時代に飲まれて、誰も抵抗すら出来ずに金の彫像と化した」
この黄金の世界はどこまでも広がってるのだろうか。
十京だけか、関東と呼ばれた土地だけか、日本だけか、それともまさか世界中?
……宇宙まで?
「我がミダスタッチの影響速度は光に等しい。一秒で七度世界の時間は止まり、三分もすればこの星の質量全てが黄金へと変わる」
理解が出来なかった。
「簡潔に伝えよう」
時の王は、幸福の王子へと宣告した。
「我を倒せなければ世界が滅ぶ」
――
――認識不能名<
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