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ある時、彼女の容態が急変した。

身悶えする彼女を連れて、ぼくは入院先へ車を走らせた。


到着すると、車椅子に乗せられた彼女は、扉の向こうへ消えていった。

ぼくはお守りを握りしめ、ずっと祈っていた。


その日一日中、医師からも何の連絡もなかった。

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