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来世もぼくといることを彼女は願っていた。
終活を進めながら、次の人生も考えている。
考えすぎて、彼女は眉を寄せている。
「そこまでしっかり考えなくてもいいんじゃない?」
「私は大したことはできないけれど、少しでも貴方を幸せにしたいの」
そんなことはないさ、とぼくは答えて虚しくなった。終活に向かう彼女に対して無力なのは、ぼくのほうだ。
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