第8話 ジュニアシェフの日/『時短勤務と時短育児』

「こんなこともできないの?」

「だって教えてもらってないもん」

一人暮らしを始める娘がこんなに包丁が使えないとは思わなかった。

時短勤務後契約社員にされてキャリアが築けないわりには時間に余裕ない共働きで、教授を時短したツケが今回ってきた。

10年前に時間跳躍できたら、時短育児をやり直す。




◆12月8日は「ジュニアシェフの日」/2023年12月8日作

#140字小説 『時短勤務と時短育児』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る